第五次発行10銭青色:シートリコンストラクション Plate I(途中報告:2023/12/2アップデート) / 5th Issue 10 Sen Blue Plate I Sheet Reconstruction (interim report: updated Dec 2, 2023 )

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【2023/10/7:当初報告】

第五次発行10銭青色、第1版(Plate I)のシート再構築に取り組んでいるところ、全体の約80%が完成し、残り11ポジションとなったので、
途中経過として現時点のリーフを紹介させていただく。本年の6月から着手しているので、およそ4ヶ月間の作業の結果である

長谷川純氏の大著「手彫証券印紙」(2022)にある使用済みフルシートの画像を元に手持ちの単片やマルチプルを組み合わせたものなので、
色調を統一するまでには至っていないが、かえってこの印紙の特徴であるさまざまな色調が組み合わさって美しいと感じている。

第五次発行1銭黒色のプレートリコンストラクションの経験から言うと、面白いもので、あと10ポジションを残すという段階からの進展はそれまでと比べてガクッとペースが落ちる。

マテリアルの入手、特にペア以上のマルチプルの入手の機会が1銭黒色にくらべてぐっと少なくなることを考えると、完成まではここに至るに要した時間と同じかそれ以上がかかりそうな予感。

(進捗がある都度、随時報告させていただきます)

[2023/10/29]

最初の報告から3週間余りで4ポジションが埋まり、10月29日現在で残り7ポジションとなりました(画像1枚目をアップデート)。
第一列目(Pos. 1 - 10)が完成して、少しずつシートっぽい雰囲気が出てきたように思われます。
これからがさらに減速するので、年内の完成はなかなか厳しいかもしれません。マテリアルとの出逢いを待つことといたします。

[2023/12/2]

前回の報告から1ヶ月と少しでどうにか4ポジションが埋まり、本日(12月2日現在)で残り3ポジションとなりました(画像1枚目をアップデート)。

Plate IIと比べて若干遅れていたのですがどうにか追いついてきました!

面白いものでPlate IとPlateIIがほぼ同じペースで組み上がっています。第五次発行1銭黒色の時も同じ経験をしており、このことは、Plate IとPlate IIの存在数がほぼ同じである=同じ枚数だけ製造された=2つの版を並べて(双子版として)同時に印刷した、ということのエビデンスともなるものと思っています。

残りのポジションのうち、Pos. 23は証書に貼られた4枚ストリップのうちの1枚として現物を確認済みなので細かい特徴も確認済みですが、Pos.29とPos.37は現物は未確認で、フルシート画像を頼りに特徴を探っています。

今年中にどれか1枚でも出会えれば御の字と考えています。

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