Kettneraspis seiberti

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Kettneraspisといえば、オクラホマやモロッコの良質な標本を入手し満足しているコレクターが大多数と思います。しかし、ドイツのKettneraspisは、そこまで良質な保存状態は望めませんし、圧倒的に数も少ないです。黄土色の母岩は比較的柔らかく、上手く割れないと全体像を得ることはできません。Kettneraspis/Leonaspisの仲間は、世界中のシルル紀からデボン紀の地層で、ほぼ同じ形態で見つかり、産出量が少ないOdontopleuroidea(超科)の中では最も産出量が多く、成功したグループでありました。大きさが平均で4㎝程度と三葉虫としては小柄だった事も影響していると思います。1~3枚目がPositive、4~7枚目がNegativeです。

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    Trilobites

    2020/06/17

    ORM 2018年07月01日 22:12
    母岩の質といい、まるでGirvanの標本みたいですね。
    ドイツのこの産地のKettneraspisはオークションなどで稀にみかけます。ちょうどMFでもちょっと変形の強い本種が、今まさに売りに出されておりますね。
    この産地については私は多くは知りませんが、ブンデンバッハやeifelのような有名産地以外にも、ドイツにも色々な産地がありますね。

    2018年07月02日 20:41
    > ORMさん 
    Lahnの三葉虫は、公開していないのも含め幾つか入手してしますが、意外と巨大化してたり、保存が悪そうに見えて、細部の状態が良かったりします。褶曲の影響を受けやすく、フランス産やボルトガル産の様に同じ種でも別物に見える事もありますね。

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