Eobronteus laticauda

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記載年からも分かる様に非常に古くから知られた種類です。この標本は、この産地の産状を良く表していて、チャートの様な質感にEobronteusの尾部や頭部などの部分化石が積み重なって形成されています。この様にまとまって産出し、完全体での産出は無いのですが、細部の保存は明瞭で尾部や頭部の皴構造を観察するには最適な状態です。

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    trilobite.person (orm)

    2023/04/01 - 編集済み

    尾板+頭部の部分化石とはいえ、本種は、このような保存状態の良い尾板さえあれば満足ですね。尾部の同心円状の皺構造や畝のような構造が素晴らしく残っていて、生々しい標本だなと思います。一枚目の写真など、まるでサルノコシカケのようにも見えます。尾部でこの存在感ですから、完全体はさぞや、、と想像してしまいますね。

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      Trilobites

      2023/04/02

      この産地は、部分化石しか出ないですが、保存状態の細部保存が素晴らしく、数も纏まって産出するので、研究向きなんでしょうね。

      1800年代初頭に完全体がなく、この様な尾部だけみたら、三葉虫という概念無しに何の生き物と想像できたか、興味深いです。

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    ktr

    2023/04/02 - 編集済み

    予告されていた、ブロンニャールの分類に出てくる種ですね。
    たぶんこれだろうと思ってました。
    200年前になぜアサフス属に分類されたのか、謎でしたが、自在頬の外れた頭蓋をみると、たしかにアサフスに似ていなくもないですね。

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      Trilobites

      2023/04/03

      既に公開済みと、入手不可能種を消去してくと本種しか残りませんね。

      200年前は、尾の大きい三葉虫をアサフスに纏めておいた可能性はありかと思っています。Styginidaeも完全体が無く全容把握出来て無かった可能性もありますね。

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