今月の三葉虫(2015-2016)
(各標本のページと画像は、整理次第掲載します) 2015-2016を振り返ってみますと、Codo番号が500後半までコレクションが拡充しました。初期の竹内コレクションの引継ぎやマスターフォッシル祭りで、かなりの予算を三葉虫に注ぎ込んでいました。この時期に入手出来た標本は、今思えば後にも先にも入手するチャンスがこの時期しかなかった標本が多いです。 (No.37)Dec. 2016 USA/CAM【TRI-465】Olenellus chiefensis (No.36)Nov. 2016 CZE/CAM【TRI-458】Eccaparadoxides pussillus (No.35)Oct. 2016 GER/DEV【TRI-456】Cornuproetus cornutus (No.34)Sept.2016 MAR/DEV【TRI-477】Morocops sp. (No.33)Aug. 2016 GBR/SIL【TRI-467】Acernaspis quadrilineata (No.32)July 2016 USA/ORD【TRI-462】Robergia deckeri (No.31)June 2016 USA/DEV【TRI-451】Eldredgeops(Phacops) rana milleri (No.30)May 2016 FRA/CAM【TRI-248】Solenopleuropsis rouayrouxi (No.29)Apr. 2016 RUS/ORD【TRI-453】Asaphus expansus deltifrons (No.28)Mar. 2016 MAR/DEV【TRI-450】Morocops spinifer (No.27)Feb. 2016 USA/CAR【TRI-176】Breviphillipsia semiteretis (No.26)Jan. 2016 CAN/CAM【TRI-207】Parabolina sp. (No.25)Dec. 2015 MAR/CAR【TRI-311】Archegonus nehdensis africanus (No.24)Nov. 2015 CAN/CAM【TRI-359】Mesonacis bonnensis (No.23)Oct. 2015 ESP/ORD【TRI-371】Ectillaenus katzeri (No.22)Sept.2015 RUS/ORD【TRI-117】Asaphus latus (No.21)Aug. 2015 SWE/ORD【TRI-186】Ogmasaphus praetextus (No.20)July 2015 GBR/ORD【TRI-361】Stenopareia nexilis (No.19)June 2015 USA/ORD【TRI-150】Pseudocybele nasuta (No.18)May 2015 RUS/ORD【TRI-136】Asaphus expansus robustus (No.17)Apr. 2015 GER/DEV【TRI-293】Pedinopariops sp. (No.16)Mar. 2015 USA/DEV【TRI-83】Kettneraspis williamsi (No.15)Feb. 2015 CZE/CAM【TRI-121】Conocoryphe cirina (No.14)Jan. 2015 MAR/DEV【TRI-23】Morocops ovatus #三葉虫
trilobite.person (orm)
2020/06/09均整の取れた美しい個体ですね。本産地では比較的アクセスしやすい種ではありますが、入手難度には関係なく、なんとも言えない美しさがある種です。この産地の三葉虫は、それほど種数は多くはないですし、なんとかおおよその種類を揃えたくなりますね。
ところで、最近、Kettneraspis及びLeonaspisが気になっていて、特にモロッコの種々のそれらをなんとか分類しようと、楽しみつつ悪戦苦闘しております。比較的特徴のある種なので、もう少し容易いかと思ったのですが、案外難しいんですよね。
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Trilobites
2020/06/09Haragan累層のなかで、ファコプス系に次ぐ一般種扱いですが、実質産出量は意外と少ないため、現地の採掘者の認識とコレクターの認識は差があると思います。この標本を入手した2010年位は、結構の希少種扱いでしたが、その後一時的に産出が集中したのかもしれません。KettneraspisとLeonaspisの通説は、ご存じの通り尾部末端の4本の棘が平均的なのがLeonaspisで真ん中2本が短いのがKettneraspisといわれ、大部分は当てはまりますが、モロッコ産は何とも言えないのが産出しますね。研究が遅れている以上、近い方の属名でsp.としておくしかないですが、私は種類を分けるほどの差でもない気もしております。