Dionide mareki

0

ポルトガルの三葉虫の中でも産出は少ない方で、何より頬棘が残っている個体が非常に少ないです。頬棘の有無で印象ががらりと変わりますが、この個体の様に両方の頬棘が残っている個体を見ると、頬棘の長さのが体長を上回ります。眼が無い種類でしたので、触覚以外に頬棘は、進路障害物の確認や遊泳時のバランスなど重要な役割があったと考えられます。

2023/6/10標本を入替ました。
Right side:Positive(1-4)
Left side:Negative(5,6)

Default
  • File

    Trilobites

    2020/09/13

    まっきー2012年01月14日 13:40
    そーいえば、ポルトガルって世界最大の三葉虫も見つかってますね!

    2012年01月14日 15:13
    まっきーさん

    ニュースで一般にも知れた数少ない三葉虫のニュースだったと思います。
    しかし、世界最大のアサフス目の仲間は、今現在市場に出てきたのを見た事がありません。

    返信する
  • File

    trilobite.person (orm)

    2023/06/11 - 編集済み

    頬棘の残り具合が素晴らしいですね。遊泳用というのは説得力があります。
    かつて椎野氏がhypodicranotusで遊泳の流体シュミレーションをされたように、この種や他の浮遊性・遊泳性三葉虫でもシュミレーションをしてみても面白いのかななどと思いました。

    返信する
    • File

      Trilobites

      2023/06/11

      この標本は、R.Kennedy氏から譲って頂いた標本です。頭部の皺構造が残っているのも気に入っています。この頬棘は、硬質なので泥中で過ごすには向かないですし、狭い岩場にも不向きなのですが、遊泳には役立ちそうです。この仲間は、群れで暮らしているのは知られていますので、仲間のコミュニケーションにも使用していた可能性はあります。

      返信する