- Trilobites Museum
- 2F Ordovician period
- Symphysops stevaninae
Symphysops stevaninae
Symphysops subarmatusの名称でも見かけますが、2012年にS.stevaninaeにて記載されました。元々単独で遊泳生活しているキクロピゲ類は化石化し難く、産出が極めて少ないのですが、本種はモロッコ産の中でも特に入手が難しいです。その中でも本標本の様に複眼付は、世界的にも数個体しか発見されていないのではと推定します。特徴的な頭部先端に突き出た角は、後から補正で追加されたような標本も偶に見かけます。本来は一対の棘が第1胸節後方に生えておりますが、この標本は少し前かがみのため、剖出時に失っています。第3胸節に2つの穴がありますが、これは感覚毛説や単眼説などありますが、本種の特徴の一つとなっています。
Trilobites
2020/09/06ORM2018年09月22日 07:29
30mmというと、キクロピゲ系の浮遊性三葉虫の仲間の中では、かなりサイズが大きい部類ですね。ツノなしの類似種はまだ市場で見かけますが、まだ多分大丈夫と思っているうちに、この種はどこかへ消えてしまいました。今買う、買わないのタイミングの判断が本当に難しいです。
2018年09月22日 11:06
> ORMさん
そうですね。キクロピゲ類の中では巨大と言って良い大きさです。本種は出てきても頭部のみとかの収集には満足できない部分化石しか無いでしよね。見かけた時も結構高く、躊躇しているうちに本当に消えてしまった種類です。因みにこの標本も元々MD&Lで売られていて、その後リサイクルショップ経由で購入した標本です。
Trilobites
2021/01/132021/1/13 別の標本に入れ替えました。
trilobite.person (orm)
2021/01/16こちらは割と最近、ふぉっしるさんから期間限定で売りに出されていた標本でしたかね? 激レアな両複眼付きに、こりゃ凄いなと思いつつ、資金なく様子を見ておりました。ひょっとすると、浮遊性種好きのTrilobitesさんあたりが購入するのではないかなぁなどと思ってましたが、やはり手を出されましたか。胸節の特徴的な穴も綺麗に残ってますし、色々想像を掻き立てる、実に興味深い標本ですね。
Trilobites
2021/01/16 - 編集済みリンクの通り、ふぉっしるさん経由で入手したものです。本種のWeb上で公開されている複眼付標本は、国内の三葉虫情報サイトの草分け「電脳三葉虫博物館Trilo-Byte」の個体位ですからね。既に枯渇している本種の複眼付など千載一遇のチャンスだと思い迷いはありませんでしたが、新たな鉱脈が見つかり、もう少し流通してもらえるといいなとは思いますね。