- Trilobites Museum
- 4F Devonian period
- Metascutellum pustulatum
Metascutellum pustulatum
全身ツブツブにびっしり覆われたScutellumは、BumpyScutellumやBumpy Typeと呼ばれ、少し前までは限られたコレクターしか所有できない幻の三葉虫でした。私自身もこの種類は、まず入手することは出来ないだろうと感じていた種類であります。近年は僅かながらも市場に出てきたため、私のレベルでも確保できる様になりました。この種類は、背軸に短い棘がありますが、疎らに生えていて、これは剖出で失ったものではなく、最初から生えていない状態であります。眼の上の棘、複眼まで残っていて剖出には非常に手間と技術が必要な種類です。
Trilobites
2020/08/17爆裂する紅伝説2013年05月13日 21:13
ブツブツはないですが、背にトゲがあるタイプは持っているのですが……。ともあれ、このブツブツScutellumも憧れの標本であります。
2013年05月13日 22:11
> フィロさん
Scabriscutellum lahceniですね。始めて市場に棘のあるScutellumが出てきた時は、そんな発想が無く驚愕しました。それまで登場してこなかったのに剖出技術の向上もあった例だと思います。この標本もそうですが、全ての体節に棘が無いのは何故なのか疑問です。
みー2013年05月13日 23:14
私ははじめて見ましたこの三葉虫。
クリーニング技術の向上は目を見張るばかりですね。
2013年05月14日 07:19
> みーさん
Scutellumの仲間は、最も産出量が多いモロッコにおいても、そもそも少数派の三葉虫です。この種類はショーで見かけても非売品だったりして殿堂扱いでした。ツブツブ+棘は、近年の剖出レベルであっても棘棘モノとは違う難しさがありますね。