李禹煥とは?

李禹煥(Lee Ufan・1936年生まれ)は、韓国慶尚南道出身のアーティスト。1956年に来日し、鎌倉とパリに制作の拠点を置く。多摩美術大学名誉教授。
1960年代後半から「もの派」の中心人物として活動、もの相互の関係性に意識を向けた制作を行う。また、1969年には評論「事物から存在へ」が美術出版社芸術評論賞で入選し、批評活動を通して「もの派」の理論化に大きく貢献した。1968年に東京国立近代美術館にて開催された「韓国現代絵画展」以降、日本と韓国の現代美術界の交流にも献身した。1970年代初頭からは平面作品も制作を始め、「線より」「点より」のシリーズを発表。
2010年には香川県直島町に建築家・安藤忠雄(あんどう ただお)とコラボレーションした初の個人美術館、李禹煥美術館が開館。2015年には韓国・釜山市立美術館敷地に2館目の個人美術館、李禹煥ギャラリー(Space Lee Ufan)を開館した。

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