MUUSEO SQUARE
木材・石材などの2つの部材を接合するときに、一方の部材にあけた穴にはめこむため、他方の材の一端に作る凸型の突起のこと。凸型の突起を受ける側の部材に作られる凹型の穴を「ほぞ穴」と呼ぶ。形状は目的によって様々な種類があり、職人が手作業でほぞとほぞ穴を刻んでいたが、最近では既製の部材を建築現場に持ち込んだり、仕口部分を金物で補強することも多くなっている。ほぞとほぞ穴による接合は、家の建築時に使用されることは勿論、木製の家具を制作する時にも使用されている。
無垢の木のオーダー家具ができるまで —アオゾラカグシキ會社—
家具についてインターネットで調べていると、「クラシックスタイル」といった言葉を多く目にする。どこの地域の「古典的な様式」の家具なのかそこからは読み取れず、ローカルから離れて均質化されきったことを感じさせるが、家具一つひとつには、これまで積み重なってきた歴史や作り手の考えが反映されていることは間違いない。そこを掘り下げると家具をもっと面白がれる軸ができる気がする。
ほぞ
コンソール
化粧合板
カンナ
スツール
チェドックザッカストアで見つけたチェコの「ガラスボタン」、消えゆく伝統工芸の灯火
チェドックザッカストアにチェコのガラスとチェコ文化を学ぶ今企画。前回チェコのボヘミアガラスをご紹介しましたが、今回はそのボヘミアガラスの一つであり、チェドックザッカストアでも人気があるという「ガラスボタン」をご紹介します。見た目が可愛いのでコレクションする人も多いガラスボタンですが、生産背景や店主の谷岡さんがお店に置く理由を聞くと、コレクションをする意義も変わってくる気がします。チェコの文化の一つであるガラスボタン、知れば知るほど味わい深い世界をお楽しみください。
このかわいい目と細い脚をみてください!ソフビ対談 山﨑進一×宮澤博一
”ずっと愛せるモノ"を生み出す新プロジェクト「Muuseo Factory」からソフビ(ソフトビニール人形)を発売することになりました。その名も「獣虫(けものむし)」。ポイントは不気味さ、そしてかわいらしさ。どうでしょう、絶妙にバランスが取れていると思いませんか?
幕開けを迎える中国靴 ー靴職人の成長と消費者の洗練、そして靴業界の成熟ー
無類の革製品好きであるライターのOyaが、千葉県印西市に店舗を構えるレザーショップ「LEATHER PORT」代表の井熊氏を訪ねた当企画。前編では当ショップの代表ブランド「名も無きビジネスシューズ」のディテールについてご紹介した。後編となる本稿では「LEATHER PORT」で取り扱う美しきマスターピースを制作する中国南部の靴職人について、日本、いや世界の靴マニアにとって未知の領域である中国の靴業界事情についてお届けする。中国という名の近くて巨大な「パンドラの箱」を開けてしまった井熊氏。どんな話が飛び出してくるだろうか。
ファッションに迷える羊。 初めてのオーダーシャツにトライしてみました
前回、編集長こだわりのジャケット話を聞き、今後の自分のファッションについて少し考えてみたくなった編集者A。ここいらで大人っぽく一皮剥けたいと思いつつ一体何から始めたらいいかと悩んだ末、以前から気になっていたシャツのオーダーにトライ。その過程で浮き彫りとなった、本当の「自分好み」とは?