木型とは?

靴の土台となる型のこと。靴のデザイン、機能などを決める重要な要素となる。その他、靴のかたち自体を表現することもある。 一般的には、木や合成樹脂など、足の形に基づいて作られる。「靴型」や「ラスト」とも呼ばれる。
木型に甲革(アッパー)を型紙通りに縫い合わせた物を被せ、強い力で木型に添わせながら接着剤で留め、シワにならないように革を叩きながら木型になじませる。そのためデザインが違っていても、木型が同じであれば内部は全く同じものになる。

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第一回 はじめまして。いち素人ですが、靴を作っています。_image

第一回 はじめまして。いち素人ですが、靴を作っています。

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。

靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。

靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…) まずは、僭越ながら、私の自己紹介と靴作りの魅力をお伝えします。

靴作りドキュメント第二回 靴のデザインを考える_image

靴作りドキュメント第二回 靴のデザインを考える

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。

靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。

靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…)

今回から靴作りをスタートします。

靴作りドキュメント第三回 ここを超えれば8割方完成!? 補正必須の仮靴制作_image

靴作りドキュメント第三回 ここを超えれば8割方完成!? 補正必須の仮靴制作

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。

靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…) 今回は前回に引き続き、型紙編。微調整をして完成までがんばります。

靴作りドキュメント第五回 いよいよ本番用の革でアッパー製作に入ります!_image

靴作りドキュメント第五回 いよいよ本番用の革でアッパー製作に入ります!

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。今回はいよいよ穴開け地獄からのアッパー作成。ひたすら地味な作業が続きますがお付き合いください。

EDWARD GREEN(エドワードグリーン)。どこまでも美しいストレートチップを比較する_image

EDWARD GREEN(エドワードグリーン)。どこまでも美しいストレートチップを比較する

今回は、ミューゼオ・スクエア編集長がこよなく愛するエドワードグリーン ラスト808を始め、John Lobb(ジョンロブ)、Alden(オールデン)など名ブランドのストレートチップを比較。ストレートチップはシンプルが故にちょっとした違いで大きく印象も変わるもの。シンプルだからこそ際立つ、その美しさについて語ります。

靴作りドキュメント第六回 アッパーを木型に合わせる作業「釣り込み」に進みます_image

靴作りドキュメント第六回 アッパーを木型に合わせる作業「釣り込み」に進みます

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。デザインや型紙の製作などを経て今回はやっと完成したアッパーを木型に合わせて行く作業です。慎重に行いつつもスピードもそこそこ必要という工程。ここで靴の形が固定されます。

靴作りドキュメント第七回 ここまでくれば見た目はもう靴!足裏を受け止める底付けに着手。_image

靴作りドキュメント第七回 ここまでくれば見た目はもう靴!足裏を受け止める底付けに着手。

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側がわかると、靴を見るのが楽しくなる! 今回はウェルテッド製法のキモとなるパーツ「ウェルト」を縫い付けて、「中物(なかもの)」と呼ばれる詰め物を入れます。

靴作りドキュメント第八回 靴を支える「本底(アウトソール)」を手縫いで縫い付けます_image

靴作りドキュメント第八回 靴を支える「本底(アウトソール)」を手縫いで縫い付けます

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を仕上げるまでをお伝えしています。手作りの靴はなぜ高いのかが少しわかっていただけるかと思います!今回はいよいよ「本底」を縫い付ける「出し縫い」という作業に入ります。

靴作りドキュメント最終回!いよいよかかとを付けて靴が完成です!_image

靴作りドキュメント最終回!いよいよかかとを付けて靴が完成です!

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…)今回は最後の行程「かかとつけ」と「仕上げ」に入ります。

足元にはいつもオールドチャーチ。_image

足元にはいつもオールドチャーチ。

ファッションライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第7回。「倉野さんにとって英国靴といえば?」「チャーチ!」と即答が返ってくるほど思い入れの強いブランド靴について。しかもオールドチャーチについてブランドの歴史を交えつつ語ってもらいました。

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なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側がわかると、靴を見るのが楽しくなる! 今回はウェルテッド製法のキモとなるパーツ「ウェルト」を縫い付けて、「中物(なかもの)」と呼ばれる詰め物を入れます。

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スマホから注文できるオーダーメイド靴サービスは足と向き合う「Shoe-Craft-Terminal」

スマホでオーダーできて足にフィットする。そんなオーダーメイド靴のサービスがあったら?足に悩みを抱える人は少なくなるかもしれない。

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いま履いている靴はどんな靴底?各製法の違いを知って、革靴選びのさらに深みへ

昨日はパンプス。今日はスニーカー。明日はおじ靴……! 毎日の靴選びに「おじ靴」という選択肢を!

当連載では、『紳士靴を嗜む』の著者であり、2020年の「靴磨き選手権大会」でMCを務めた服飾ジャーナリストの飯野高広さんが、近年一部の女性の間で評価を得つつある「おじ靴」について解説していきます。そもそもおじ靴とはどんなもの?という基本のことから、普段は語られないデザイン・革の種類、いざ履く前の大事なお約束ごと、足のお悩みに合わせた選び方、さらに知れば知るほど面白くなる靴の構造や磨き方など、全7回(予定)にわけてお届けします。

今回は、「底付け」の様々な製法について解説してもらいます。それぞれの特徴や違いを知れば、おじ靴の選び方がさらに深まるはず!

日本文化は杉とともに。針葉樹を家具に活かす_image

日本文化は杉とともに。針葉樹を家具に活かす

ウォルナット、マホガニー、チークと聞けば、家具を思い浮かべる人は多いはず。しかし杉と聞いた時はどうだろう。まず連想するのは、残念ながら花粉ではないだろうか。針葉樹は家具には向かない。花粉を飛散させる。どうもネガティブなイメージがつきまとう。

太平洋戦争後の復興期に植えられた杉の木が、いま伐り頃を迎えている。当時、最優先課題だった住宅供給の需要に応えるべく国策として大量に植えた杉の木が、現在は上手く活用されず日本の森林管理を悩ませている。

グループモノ・モノ編集の書籍『杉でつくる家具』では、肘掛け椅子、ベビーチェア、サイドテーブルなど、いずれも素朴な木肌と洗練されたデザインが融合する魅力的な家具が紹介されている。ページをめくるうちにひとつの疑問が湧いてきた。

「本当に杉は家具に向かないのだろうか」

東京都国立市の公団住宅の一角にある、シェア工房「クミタテ」を訪ね、同著のテキスト監修をつとめた家具デザイナーの笠原嘉人さんにお話を聞いた。