MUUSEO SQUARE
万年筆インクが入ったカートリッジを内部に挿入し、インクを補充する方式。インク補充が簡単かつスピーディに行えるというメリットがあり、持ち運びもしやすい。一方で、価格が一般的にボトルインクと比べて高く設定されているため、ランニングコストが高くついてしまうことが難点。また、インクの選択肢が吸入式に比べて狭まることも挙げられる。 その他には、インクを吸入して使う「吸入式」や、カートリッジも使えて吸入もできる「コンバーター式」が存在する。
筆記具対談前編:愛好家が語り尽くす、手書きしたくなる私のこだわり筆記具。
手書きをする機会自体が減ってきている昨今に、敢えて手書きをすることの面白さ、こだわりの筆記具を使うことの楽しさはなんだろう? 今回は、ステーショナリーディレクター土橋正さんをはじめ筆記具に一家言をお持ちの3名が集結。万年筆、シャープペン、ボールペン個性際立つラインナップを手に三者三様の筆記具愛を語っていただいた。
その日の気分で異なる書き味を愉しむ。「萬年筆くらぶ」主宰が語る、万年筆の魅力とは。
「万年筆が10本あれば、10通りの書き味がある――。」そう語るのは、愛好家たちの集うサロン「萬年筆くらぶ」を主宰する中谷でべそさん。ご自身が持つ万年筆に対する思い入れを、存分に語っていただいた。
ミクロン単位で調整される万年筆「研ぎ」の世界。-ペリカン スーべレーンM800 極太字BB 森山スペシャル-
長く愛用できる自分にとっての一生モノは使ってこそ価値が出てくるもの。旅先でつけた傷が、経年変化してあせた色合いが、思い出を振り返る手助けをしてくれます。この連載では、モノ雑誌の編集者として数多くの名品に触れてきた山縣基与志さんが「実際に使ってみて、本当に手元に置いておきたい」と感じた一品を紹介します。第3回は万年筆愛好家ならご存知「フルハルター」森山さんが調整したペリカン(Pelikan)のスーべレーン M800について。ミクロン単位で調整されたペン先で文字を書くと、まるで万年筆が身体の一部のように感じられるそう。
万年筆って、そんなに面白いの? 万年筆ビギナー、人生初の一本を選ぶ【前編】
はじめまして。編集Nです。突然ですが、SNS上に「万年筆」*クラスタがあるのをご存知ですか? 100年以上前に「完成されたペン」と言われる万年筆には、奥深い世界があるよう。ペン先のちょっとした違いや国内外のブランドごとの特色とこれまでのストーリー、ちょっと聞いただけで何やら面白そうな匂いがしてきました。ここに足を踏み入れたら後戻りはできない。そんなことわかっているけど、やっぱり知りたい!少しの勇気とまぁまぁなお金(!)を持って、片足踏み入れてみようと思ったんです。
キャンディ
フルハルターの森山さん
仏壇万年筆
エドソン
CF
カートリッジ式
毛細管現象
モンブラン
ひらめきを生み出す相棒文具、大人が嗜むシャープペンシル
必死に受験勉強をしていた時にも、深夜のバイト明けの眠い授業でも、いつも手に握られていたシャープペンシル。社会人になってからボールペンの出番が増えて疎遠になった人もいるのでは?今回、ミューゼオ・スクエア編集部きってのモノ好き成松が、最も愛用する筆記具・シャープペンシルを紹介します。モンブランやシェーファーなど、4本のシャープペンシルを使い分ける編集長。なぜ大人になってシャープペンシルを持つようになったのでしょうか?ブランド毎に異なるディテールにも注目してみてください。
MONTBLANC「PIX NO.75」。極上の書き味にシビれるシャープペンシル。
履き慣らした靴や使い込んだ家具。ほとんどのモノは一度使ってしまうと、新品で買った時よりも価値が落ちてしまいます。ただ、それは他者から見た場合のこと。長く愛用できる自分にとっての一生モノは使ってこそ価値が出てくるもの。旅先でつけた傷が、経年変化してあせた色合いが、思い出を振り返る手助けをしてくれます。この連載では、モノ雑誌の編集者として数多くの名品に触れてきた山縣基与志さんが「実際に使ってみて、本当に手元に置いておきたい」と感じた一品を紹介します。第一回はモンブランのシャープペンシル。極上の書き味を持つそのペンには、職人の技術と金ペン堂のご主人のこだわりが詰まっていました。
慣れ親しんだ鉛筆をアップデート!世界で愛用される「木軸シャープ消しゴム付2.0」
素敵だ!と思うものを手にすると、つい匂いを確かめたくなる。「木軸シャープ消しゴム付2.0」からは黒鉛と木の、正しい鉛筆の匂いがした。木製の六角形の軸。消しゴムの部分をノックすると、シャープペンシルと同じように芯がくり出される。芯の太さは鉛筆と同じ2.0mm。鉛筆でも馴染みのあるレトロなカラー展開で、鉛筆らしくあることにこだわりを感じさせるプロダクトだ。しかし全体の長さは136.5mm、軸径は11mm。鉛筆より少し短くひと回り太い。JISは鉛筆の長さを172mm以上、最大径8.0mm以下と規定している。鉛筆らしさにこだわりながら、なぜイレギュラーな寸法にしたのだろうか。オート株式会社を訪ね、企画からデザインまでを手がけた企画課の宗吉幸子(そうよし・さちこ)さんに、このプロダクトの魅力と開発の経緯を伺った。
ご当地インク×万年筆イラストで全国旅気分。万年筆画家・サトウヒロシが描く「長崎県」編
連載「ご当地インク×万年筆イラストで全国旅気分」では、『万年筆ラクガキ講座』の著者で万年筆画家のサトウヒロシさんに、各地のご当地インクを使ってその土地の名産品や観光名所などのイラストを描いてもらっている。その地域ならではの美しい風景やおいしい食べ物などをイメージして作られる「ご当地インク」。全国47都道府県の制覇を目指して、引き続きコツコツと収集していく。今回ご紹介するのは、長崎県「石丸文行堂」のご当地インクシリーズ「カラーバーインク」。サトウヒロシさんが描く旅の素敵なワンシーンとともに、作り手の想いを載せて巡るご当地インク旅。いざ行ってみましょう!