毛細管現象とは?

細い管状物体(毛細管)の内側の液体が管の中を上昇、場合によっては下降する物理現象のこと。毛管現象とも呼ばれる。
文具メーカーのウォーターマン(Waterman)は、1883年に世界で初めて毛細管現象を応用した万年筆「ザ・レギュラー(The Regular)」を開発。従来の「付けペン」ではなく、軸内のインクがペン先まで届く画期的な構造を発明した。現在も多くの万年筆メーカーに受け継がれ、「近代万年筆の祖」と呼ばれている。

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その日の気分で異なる書き味を愉しむ。「萬年筆くらぶ」主宰が語る、万年筆の魅力とは。_image

その日の気分で異なる書き味を愉しむ。「萬年筆くらぶ」主宰が語る、万年筆の魅力とは。

「万年筆が10本あれば、10通りの書き味がある――。」そう語るのは、愛好家たちの集うサロン「萬年筆くらぶ」を主宰する中谷でべそさん。ご自身が持つ万年筆に対する思い入れを、存分に語っていただいた。

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万年筆の書き味を決める重要パーツ。ペン先の奥深さを学ぶ

わずか数センチ。万年筆のペン先には各ブランドのこだわりや技術が凝縮されている。この記事ではペン先の名称や用途に合わせた太さ、ブランドごとのデザインまで、ペン先のみに絞って深く掘り下げていく。ブランドのこだわりが反映された万年筆の世界を堪能してみよう。

万年筆って、そんなに面白いの? 万年筆ビギナー、人生初の一本を選ぶ【前編】_image

万年筆って、そんなに面白いの? 万年筆ビギナー、人生初の一本を選ぶ【前編】

はじめまして。編集Nです。突然ですが、SNS上に「万年筆」*クラスタがあるのをご存知ですか? 100年以上前に「完成されたペン」と言われる万年筆には、奥深い世界があるよう。ペン先のちょっとした違いや国内外のブランドごとの特色とこれまでのストーリー、ちょっと聞いただけで何やら面白そうな匂いがしてきました。

ここに足を踏み入れたら後戻りはできない。そんなことわかっているけど、やっぱり知りたい!

少しの勇気とまぁまぁなお金(!)を持って、片足踏み入れてみようと思ったんです。

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万年筆でイラストを。サトウヒロシ流、万年筆インクの楽しみ方

万年筆は「文字を書くために生まれた道具」だ。しかし、最近では絵を描くツールとして使っている人が出てきている。

その一人が万年筆画家のサトウヒロシさん。万年筆でイラストを描く楽しみ方を語ってもらいつつ、愛用のインクや紙を見せてもらった。

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万年筆が健康でいられるためのお手入れのコツ

万年筆を使う上で欠かせないのがお手入れ。色々なインクを楽しみたいと思っても、「洗浄」という他のペンにはない一手間に敷居の高さを感じている人も多いのではないでしょうか?

今回は、万年筆愛好家の服飾ジャーナリスト・飯野高広さんに、万年筆のお手入れについて機構別に教えていただきました。身の回りにあるモノでスマートにお手入れする、道具使いにも注目です。

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ご当地インク×万年筆インクで全国旅気分。万年筆画家・サトウヒロシが描く「広島県」編

いつだったか、サトウヒロシさんがコッペパンを描くのを間近で見させてもらったことがある。インクがスルスル〜と広がって、サッサッサッとあっという間に完成。
あれ、これなら絵が苦手な私でも描けるんじゃないかしら?なんて、水筆とインクを手に描いてみた(もちろんそんなにすぐに上手くはいかないが、なんとなく形になって嬉しくなった)。

サトウヒロシさんの絵は、そんな風に「ちょっとやってみたいな」「始めてみようかな」と思わせてくれる。

連載「ご当地インク×万年筆イラストで全国旅気分」では、『万年筆ラクガキ講座』の著者で万年筆画家のサトウヒロシさんに、全国のご当地インクを使ってその土地の名産品や観光名所などのイラストを描いてもらっている。

今回ご紹介するのは、広島県「多山文具」のご当地インクシリーズ「COLOR TRAVELER(カラートラベラー)」。

サトウヒロシさんが描く旅の素敵なワンシーンとともに、作り手の想いを載せて巡るご当地インク旅。いざ行ってみましょう!

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小さなマッチ箱に隠された多くの物語。時代を超えてつながる小さな灯(あかり)。

「マッチ箱を集めることは、物語を集めること」

そう語るのは、マッチ箱を紹介するブログ「マッチ好きの少女」の筆者であり、3000個近いマッチ箱を集めている白あずきさん。
数多く集めたマッチ箱は、知り合いから譲り受けたり、ネットオークションで入手した物も多いが、自分の足でお店に出向き入手したマッチ箱だけでも700個を超える。それらのマッチ箱を眺めると、入手した時の背景が蘇るのだと語る。お店の内装、マスターの顔、店員との会話。そんな物語を聞きたくて、白あずきさんにお気に入りのマッチ箱を見せてもらった。