内羽根式とは?
革靴の構造を大きく分けると「内羽根式」と「外羽根式」がある。
内羽根式は、革靴の紐を通すパーツ(はとめ、またはアイレット)がフラットで一体化もしくは甲革の下に入る作りのため、羽根が外側に開かないデザインになっている。一方で外羽根式は、羽根が外側に開く。内羽根式の靴は外羽根式よりもフォーマルな印象になるため、一般的に冠婚葬祭や室内執務に適しているとされる。
内羽根式は国によってさまざまな呼び名がある。イギリスやアメリカでは「バルモラル(balmoral)」、フランスでは「リシュリュー(Rechelieu)」、イタリアでは「フランスのお嬢さん」を意味する「フランチェジーナ(Francesina)」と呼ばれている。