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ライフツールに関するワードをまとめた用語集です。記事中に登場するショップやブランド情報を初め、アンティーク製品・リペア&メンテナンスをより楽しむための用語を詳しく解説します。気になる用語から、それに関連する記事も選べます。
クロスバイクとは、ロードバイクとマウンテンバイクを融合させた自転車。 ハンドルは一直線で、タイヤはロードバイクほど細くはなくやや幅があるため、軽快な走り心地で多少の段差を超えるのにも安定感がある。 ものによっては一般的な空気入れで対応できないものもあるため、空気入れの仕様について確認する必要がある。また、軽量化のためにライトや鍵、スタンドなど自転車の標準装備が付いていないこともあるため、各パーツの有無もチェックしておきたい。
グローブトロッター(GLOBE TROTTER)は、1897年にデヴィッド・ネルケン(David Nelken)によって設立されたイギリスのトラベルケースブランド。 地球という意味の「globe」と、巡るという意味の「trot」で「地球をめぐる(Globe Trot)」というこの言葉は19世紀の流行語だった。 英国王室を始め、冒険家やセレブリティなど多岐にわたるファンから長く愛され続けている。最大の特徴は、ヴァルカン・ファイバーという特殊紙を何層にも重ね樹脂でコーティングした素材で、頑丈かつ軽量な、19世紀の最先端素材を使用していること。 創業当時と変わらぬ製法で、熟練した職人の手により、イギリス内にある自社工場にてひとつひとつ丁寧に作られており、今も少量生産を保っている。
パターンオーダー用の着用サンプルのこと。一般的には縫製工場が用意する型紙をベースに作ったゲージを使うが、オリジナルの型紙でゲージを製作する。 肩周りはソフトに作られていて、ナチュラルショルダーが基本。お客様の好みによってより構築的にすることも可能。副資材の芯地は、ショップ側が用意した何種類かの芯地の中から最適なものを選ぶ。一般的に、ブリティッシュスタイル・イタリアンスタイルと言う風に、ゲージ服にはあらかじめ決められたスタイルが複数あり、自分の好みのものを身につけることが可能で、店側は客の注文を聞きながら、ピンなどでサイズを調整していく。
名を持つこの研磨法では、回転金属板に材料を押し当てて磨く研磨の方法。かつて存在したスイスの機器メーカー「ザラツ社(Sallaz)」が行っていた研磨法に由来する。現在では日本製の腕時計にのみ採用された加工技術。 バフがけ(ケースの仕上げ)をする前の下地処理として施される。ザラツ研磨を施すことで、歪みが小さくなり圧倒的に鮮やかな反射光を放つ美しい鏡面仕上げが得られるため、必要不可欠な加工技術。 優れた職人が行わないと、歪みを取るどころかかえって歪みを生んだり、角が丸くなったりするなどのリスクを負うため、ごく一部の職人しか施すことができない。
鬆(す)とは、鋳造(ちゅうぞう)において鋳型に溶けた金属を流し込んだ際、それが冷却・凝固するときに、空気などのガスが内部に閉じ込められて生じる空間のこと。鬆ができると、本来は均質であるべきものの中に空間ができるため、強度が落ちる。 鬆ができる主な原因は、鋳造の際の熱収縮や空気の巻き込みによるもの。熱い金属が冷却され、固まる時に空気を巻き込んでしまっているため金属の粒子は粗くなり、細部まで調べるとスカスカの状態になる。一方で、金属を鍛え強度を向上させる鍛造において鬆が入ることはほとんどない。
ハートマン(HARTMANN)は、1877年アメリカ・ウィスコンシンでトランク職人のジョセフ・S・ハートマン(Joseph S. Hartmann)によって設立されたアメリカのバッグブランド。 「卓越さを象徴するような最高級ラゲッジ」を製作するという信念のもと、高い品質、優れた耐久性、エレガントなデザインにより、旅行を愛するセレブリティの定番アイテムとなっていった。最高の技術を用い、優れた伝統を誇るブランドとして、洗練された上質なトラベルラゲッジを140年以上に渡り制作し続けている。 1956年にハートマンを象徴する、ツイードとベルディングレザーで作られた「ツイード・ベルティング」を発表し、現在も人気のコレクションとなっている。 過去に日本でも百貨店で取り扱いがあったが、その後撤退し正規輸入が途絶えていたが、2012年にサムソナイト社(Samsonite)の傘下に入ったことにより、日本に再上陸した。
ブリーフィング(BRIEFING)は、1998年に株式会社セルツリミテッド(現 株式会社ユニオンゲートグループ)により設立された日本のバッグブランド。 「ミリタリズム」を追求したことから開発が始まったため、日本企画だがアメリカのミリタリーファクトリーに製造を依頼している。米軍仕様の高い規格基準を満たすため、素材や製作方法に徹底的にこだわっており、メイン素材であるバリスティックナイロン(特殊なダブルバスケットウェーブで編まれた #1050デニール)は耐摩耗性に非常に優れている。あくまでも日常使いのバックでありながら、ミリタリースペックをクリアした、またはそれ同等レベルの素材や技術を用いて、本格を貫いているところが最大の特徴。 ブランド誕生のきっかけは、道具としての機能性と実用性を求める傾向の強かったセルツリミテッドと、軍用バッグを手がけるミリタリーファクトリーとの相性が良かったことがきっかけだと言われてる。
マウンテンバイク。その名の通り、山道や、整備されていない道を走るのに適している。とはいえ、安全に走る準備は欠かせない。タイヤは太く、ぬかるんでいるところや雪でも滑らないよう、ゴツゴツした表面のものが多い。路面状況に合わせていろいろ細くセッティングができるものが多い。 参考:https://www.bike-plus.com/mountainbike-buying-guide-2852.html
役に立たないと思われているものが、実際は大きな役割を果たしているということ。
評価額が10億ドル(約1040億円)を超える未上場で企業10年以下のスタートアップ企業のこと。2013年に米国のベンチャーキャピタリストであるアイリーン・リー(Aileen Lee)がこの名称を発案した。 ユニコーン企業の更に上の100億ドル以上は「10個単位」という意味の「deca」と、ユニコーン(unicorn)を組み合わせた「デカコーン企業(decacorn)」、1000億ドル以上は「100倍」を意味する「hecto」という接頭辞とユニコーンを組み合わせた「ヘクトコーン企業(hectocorn)」と呼ばれる。
リモワ(RIMOWA)は、1898年に設立されたドイツのスーツケースブランド。 創業者のポール・モルシェック(Paul Morsceck)から由来して、当初は「Paul Morsceck & Co.」というブランド名であったが、1930年にリヒャルト・モルシェック(Richard Morszeck)が引き継ぎ、「RIchard MOrsceck」とドイツ語で商標をという意味の「WArenzeichen」の頭文字を取り、現在まで続く「リモワ(RIMOWA)」に改名された。 1937年に自動車や航空機に用いられている純高度ポリカーボネートを世界で初めてスーツケースに採用、その後も画期的な商品を次々と発表し、世界的な成功を収めていくようになる。材質は主にジュラルミン製と、ポリカーボネート製に分かれており、「強く、軽く、美しく」という特徴を実用させるため、表面に凹凸のあるリブ加工がデザインで施されている。
ルネ・ラリック(René Lalique・1860年生まれ)は、フランス出身のガラス工芸家、金細工師。フランスのアール・ヌーヴォー、アール・デコの両時代にわたる巨匠として名を馳せ、19世紀末から20世紀初頭にかけてはアール・ヌーヴォーを代表する宝飾デザイナーとしての名声を博した。 香水商フランソワ・コティ(François Coty)の依頼からガラスの香水瓶の制作を開始し、アール・デコ様式の香水瓶を製作。優美なデザインによって瞬く間に人気を博し、1912年に宝飾品の展示会を開いた後、ガラス工芸品の製造に専念するようになった。 香水瓶、花瓶、置時計、テーブルウェア、アクセサリーなどを手がけ、1920年代頃からはガラスの分野で人気作家の地位を確立した。 現在でもアール・ヌーヴォー、アール・デコを代表するデザイナーの一人として知られている。
サーフボードのボトム(水面側)の反りのこと。ロッカーが強いと回転性能が増し、弱いと安定感が増す
Warby Parker(ワービーパーカー)はアイビーリーグのビジネススクール出身の4人が2010年に設立したアイウェアブランド。企画から製造、販売までを自社で行い、仲介業者を取り払うことで高品質なメガネを低価格で提供している。設立当初はオンライン販売のみにすることで、大手企業に価格で優位に立った。 「旅行先でメガネを紛失して新たに買おうとしたが、高価で買えなかった→メガネ業界での少ない供給者が市場を支配している状態に気づく」ということからスタート。2020年には評価額が30億ドル(約3120億円)を超えるトリプルユニコーン企業に成長を遂げている。 ブランド名は、アメリカの小説家ジャック・ケルアック(Jack Kerouac)の未刊作品の登場人物から取ったもので、商品名にも様々な文化人の名前を使用している。