木べらフェチも納得。手に馴染む曲線が美しい木べら。
20本以上の木べらを持ち、自ら理想の一本を作るべく時間を見つけて木片を削る、自称「木べらフェチ」の金子さん。毎年愉しみにしている松本のクラフトフェアで「ビビビッときた」という2014年の一本は、木工職人・大久保公太郎さんのもの。握り手部分も立体的な山形になっているのでピタッと握った手になじむ。フライパンの側面にあたる部分、背の部分の反り返りなどすべての曲線が使いやすいように調整されている。機能的にも見た目的にもそして触り心地もうっとりの一品だ。
終わりに
ひとつひとつの道具の背景にある「大切な家族や仲間」の存在。
お二人の温かで丁寧な人柄を感じさせる道具ラインナップの数々でした。
ふと使っている道具をみつめたとき、思いかえすエピソードがあるのは素敵なことだなぁ。
さて次回はどんなこだわり道具に出会えるでしょうか。