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『中継ステーション』クリフォード・D・シマック《ハヤカワSFシリーズ》
早川書房より、1969年に発行された『中継ステーション』、クリフォード・D・シマック/著、船戸牧子/訳です。
“ウィスコンシン州のある片田舎の農場に住むイノック・ウォーレスは、どう見ても30才前後の平凡な農夫としかみえなかった。毎朝ライフル銃をもって周囲の丘を散歩し、午後には、毎日やってくる郵便配達人と話にうち興じ、そのあたおは家に閉じこもったきりで一歩も外にでない。そうした彼の孤独で平和な生活を妨げるものはなにもなかったーーだが、その彼が124才という驚くべき高齢で、不老不死の生命をもつ人間だということを知っているものは、だれ一人いなかった……。
南北戦争の生き残りであるイノック・ウォーレスは、銀河系の星々を結ぶ中継ステーションの管理者だった。彼は長寿の特典と、高度に発達した銀河系の科学知識を、銀河系中央本部から与えられていたのだ。”
ごく平凡な一般人が実は、とんでもない使命のために活動してる。というSFではよくあるテーマですが、日本でも漫画家・横山えいじ氏が「スクランブル効果」という漫画で、この作品をパロディ化しています。
(「スクランブル効果」も所有していたのですが、引っ越しのドサクサで紛失したようです)
#宇宙SF #クリフォード・D・シマック #船戸牧子 #ハヤカワSFシリーズ