幻魔大戦

宇宙の意識体“フロイ”によって目覚めたトランシルバニア王国の王女ルナ。彼女は東丈の持つ計り知れない潜在力を引き出し、彼をサイオニクサーとするため日本に向かった。はたして、全世界のサイオニクサー戦士の力を結集し、幻魔を撃退することができるのだろうか、それとも……。

国産の商用TRPG最初期の一作で、バンダイでは「イメージプレイゲーム」と銘打ったシリーズの第1シーズン同時発売3作のうちの一つです。映画「幻魔大戦」の公開に合わせて発売されました。

外箱の中にはルール・シナリオブックと戦闘用とシナリオ用両面のマップ、シナリオ用のマップタイルキャラクターのコマとコマ台、キャラクター能力シートとダイスが入っています。
ルールブックはB5判（一回り小さい）84ページ。映画のストーリーガイドが6ページ、ルール部分は36ページ、シナリオ部分が34ページ、リプレイが3ページの構成です。
初級シナリオではプレイヤーはゲームマスターの他に2人、上級シナリオでは7人が標準とされています。上級ゲームシナリオはなかなかの大作です。シナリオは映画のストーリーと直接関係ありません。
他のDOシリーズとは違い、戦闘ルールも含めてかなり本格的なTRPGです（成長ルールもあります）。ルールブックは親切に書かれていて、TRPGの経験者には何の問題もないですが、やはり入門用とは言い難いですね。サポートは何もありませんが、サイキックバトルのTRPGは少ないので今からでも入手する意味はあります。
シナリオのプレイに必要なキャラクターのソニーとベガのデータが欠落しているのが大きな欠陥ではあります。

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