元禄忍者伝
ある日突然、忍者屋敷のひとり娘「聖子様」が姿を消した。忍者の使命感と、忍者屋敷の跡継ぎをかけて、三人の忍者は「聖子様」が連れ去られたという「百七十五城」へと向かう。
国産の商用TRPG最初期の一作で、バンダイでは「イメージプレイゲーム」と銘打ったシリーズの第1シーズン同時発売3作のうちの一つです。品番でいえばこれが第一号になります。新ブランド立ち上げの1作目がこれでいいと誰が考えたのでしょう。
昔のゲームなのでレーティングの記載はありませんが、今なら【PG-15】には掛かると思われます。エロティックというよりは「お下劣」です。悪ノリに乗れれば遊べるのかな?
外箱の中にはルール・ストーリーブックとシナリオボード、キャストボード、キャラクターの記入シートとダイスが入っています。
ルールブックはB5判(一回り小さい)32ページ。ルール部分は16ページで「イメージプレイゲーム」とは何かという点を強調しつつゲーム進行に合わせて解説しています。後半はベースのストーリーが13ページ描かれています。
プレイヤーはゲームマスターの他に3人が標準とされています。基本的にセリフも行動もすべてアドリブで処理することになっているので、非常に取っ掛かりが悪いです。『ドクターミクロ』とは逆のアプローチですが、極端すぎでこれはこれで入門用になっていないように思えます。そもそも公の場ではプレイできないし。
#忍者伝 #DOシリーズ