Phragmoceras aff. broderipi

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Species : Phragmoceras aff. broderipi
Age   :中期シルル紀ウェンロック
location:スウェーデン/ゴットランド

ディスコソルス目のノーチロイド。

フラグモセラス属といえば

・殻口の中心がくびれている。
・横幅に対して縦の成長倍率が高い、比較的薄型。
・新しい時代の頭足類とは逆(腹側)に巻いている。
・ゆる巻き〜申し訳程度に曲を描いた極ゆる巻き。

等々、いろいろと奇妙な形態のノーチロイド。

この標本も、そんなフラグモセラス属の特徴をほぼ踏襲しており、母岩が邪魔だけど特徴的なクビレた殻口も覗かせている。
※ちゃんとプレパレーションすれば、しっかり見えそう。

しかし巻きについて、ギリギリ隙間を残したゆる巻きではあるものの、フラグモセラス属にしては巻き過ぎ。

情報を漁って、素人が精一杯つかんだ情報で一番巻いているフラグモセラス属の種は

P. broderipi

この標本はそれよりも更にゴリゴリに巻きを描いている。

属名と種小名の間に付いてるaff.とは、フラグモセラス属のbroderipiって種に似てるけど、新種かもという意味。

Phragmoceras sp.
として売られてた標本に対して私が勝手に付けた笑

aff.は恐れ多くてアマチュアが勝手に付ける事は、まず無いらしい。

しかし、あえて使わせてもらう。

そして本職の古生物学者からツッコミ(回答)を頂くための挑発でもある。

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