レペノマムス・ギガンティクス 今のところ中生代最大の哺乳類

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Repenomamus giganticus 学名をあげたのはもう一つの種が小さいからです。小型種はロブトゥスという小種名がついています。このギガンティクスはハムスターのような風貌の小型種とは違い、現生動物でいうとアナグマとかアフリカで大型の肉食動物にも果敢に攻撃を加える恐るべきラーテルに似ています。特にラーテルは凶暴で、ライオンも苦手としているらしく、チーターの子供は背中の体毛がラーテルそっくりに生まれてくる。ライオンから身を守るための擬態ですね。
この哺乳類は白亜紀前期の中国東部に棲息していたらしく、体長は約80センチくらいあったらしい。アナグマやラーテルよりずっと大きい。下顎は絵のように頑丈で、上顎の頬骨弓が大きく深いことから、収縮した巨大な咬筋を収納できたことを示していて、強力な咬合力の持ち主であったと推測されている。切歯・犬歯・前臼歯は鋭利で、動物食性に適応していた。実際に発見されている闘争化石は自分より大きいプシッタコサウルスの仲間を押さえつけ肋骨に噛みついているものがある。ヴェロキラプトルなんかよりはるかに剣呑な肉食動物であったらしい。
頭骨が有名だが、フォルムについてはタスマニアデヴィルを参考にした。

原画サイズ3600×1700pix 約24MB ファイル形式 TIF ライセンス販売 Adobestock(jpg)Pixta未掲載

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