キース.ジャレット 1975.01.24ケルン コンサート CD

0

既に西独アルバム(2枚組)もうは手元にない、今はこのCDだけ。Youtubeの録音には針が溝に落ちる音が残っている。この分野のアルバムとしては当時空前の売れ行きであったと後からきいた。このCDは2代目。初代は車のダッシュボードに入れて、いて、振動で擦れてしまった。( ;∀;)
1997年1月24日に西ドイツのケルンで行われた4つのパートに分けて記録されたインプロヴィゼーションの全曲。
キースの硬質でやや細身の澄み切ったソノティが大きな空間に浸透してゆき、降りてきたものを捕らえた瞬間の指先の歓喜が彼の唸り声とともに響く。1時間6分。あっという間の一期一会。
記録として残された瞬間にそれは音符化され、人の耳に馴れ始める。こういう芸術を聴くということに彼がどういうスタンスをとっているのかボクは知りようがないが、彼にのみ与えられた天啓のおすそ分けを手にしたように思った。

Part1
part2A
Part2B
Part2C

タイトル ザ・ケルン・コンサート 

#即興の曲というものの音楽の中での位置づけについての小考はお暇なら#LOGへ

Default
  • Picture

    Furuetti

    2023/08/06

    初めて聴いたKeithがこれでした。最初本当に驚きました。いや、今でも毎回驚きます。こんな音楽があるのかと。Part2の途中あたりから違う世界に誘われて夢現になる魔力があります。天啓、まさにそう思います。

    返信する