1971 ポルシェ917LH “Gulf”
いつ頃どうやって手に入れたのかは忘れてしまいましたが、ポールを獲った18号車とどちらを買おうか悩んで、カラーリングがより好きなこちらを買った記憶があります。 1971年のル・マンは、前年に悲願の総合優勝を果たしたポルシェが勢いづいて、様々なバリエーションのマシンを投入したことが話題となりました。 前年にザルツブルクチームからエントリーし、ユーノディエールで365km/hの最高速度を記録したロングテールボディをさらに進化させたこのマシンは、テスト時にジャッキー・オリヴァーが396km/hを記録したと言われています。 ジョン・ワイヤーに託されたこのマシンはポルシェのエース、ジョー・シフェールと僕の中でのMr.LeMans、デレック・ベルが駆り速さを見せますが、朝方にクランクケースが割れてオイル漏れを起こし、リタイアしています。 古き良き時代のデザインが残っている1970年型とは違い、ヘッドライトの形状やリアタイヤが半分隠れているところなどに、現代へと続くアプローチが見てとれる感じがして、他のロングテールボディのポルシェと並べて見比べるのが非常に楽しい一台です。 #コレクションログ