パンク・パブロック天国②
厳密に言えばパンクとパブロックの境界線は限りなく曖昧だ。パブで演奏するということはそこに集っている人たち全員を満足させる音楽が出来なければ、ビール瓶が飛んでくるといったタフな状況。
一方パンク勢はむしろそうした騒ぎを歓迎するようなパフォーマンスも多かったようだ。
共通するのは自分たちが聴きたい音楽を自ら作り出すということ。「ドゥー・イット・ユアセルフ」の精神!百戦錬磨のギグで鍛えられてメジャーになっていった者もあれば、単発で消えていったバンドも多かった。
しかし、ロックン・ロールの初期衝動は未だにその作品にあふれている。パンク末期に登場したスカ・ツートーンブームも基本的にはパンク・パブロックの流れをくんでいる。