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エアロスミス『ロックス』
【2024年6月1日】
アナログ音源専門プログラム「33rpm」。
6月はロックのゴールデン・エイジ、1970年代洋楽ロックをピック・アップします。1950年代に誕生したロックン・ロールは、1969年を境として70年代に入ると巨大産業として発展。そのスピリットは別として、黄金時代を迎えます。今回は、まさに1970年に誕生したロック・バンド、エアロスミスの『ロックス』です。
1970年、アメリカ・ボストンで結成されたエアロスミス。中心人物のひとり、スティーヴン・タイラーは1948年3月26日ニューヨーク生まれ。音楽家の父親の影響で、クラシックからポピュラーまで音楽に囲まれて育ち、やがてドラムに興味をもって父親のピアノとセッションすることもあったそうです。
10代後半になるとバンドを始め、ドラマー謙ヴォーカリストとして活動していました。ある日ジョー・ペリーとトム・ハミルトンのバンドを観たスティーヴンが、二人を誘って新バンドを結成したのがエアロスミスの始まりと言われています。新バンドではドラマーにジョーイ・クレイマーが参加、スティーヴンはヴォーカルに専念。71年にバークリー出身のブラッド・ウィットフォードが参加してデビューへの足掛かりをつかみます。
1973年コロムビアからアルバム『野獣生誕』でデビュー、シングル「ドリーム・オン」がヒットします。しかしまだまだブレイクには至らず、75年の3rdアルバム『闇夜のヘヴィ・ロック』から「ウォーク・ディス・ウェイ」がヒットして、全米アルバム・チャートの11位まで上昇しました。この勢いに乗って過去の作品も売れ始め、地道なライヴ活動も功を奏し、76年の『ロックス』は全米3位となり、とうとう大ブレイクを果たします。
77年には初来日公演を行い、5作目『ドロー・ザ・ライン』をリリースと神風満帆に見えましたが、過酷なスケジュールから、メンバーはドラックを多用するようになってしまいます。さらに追い討ちをかけたのが、スティーヴンとジョー・ペリーの関係が悪化。結局79年にジョーは脱退、ここからバンドは低迷期を迎えます。
セールス不振、レーベル解雇、メンバー脱退と、いつ解散してもおかしくない状態でしたが、1984年オリジナル・メンバーが集結して再スタート。レーベルを移籍、86年RUN-D.M.C.と共演した「ウォーク・ディス・ウェイ」で見事復活します。93年のアルバム『ゲット・ア・グリップ』で、ついに全米チャート1 位を獲得しました。
その後古巣のコロムビアへ移籍、97年の『ナイン・ライヴス』でも全米1位、98年の映画『アルマゲドン』主題歌「ミス・ア・シング」で、シングル初の全米1位に輝きました。2000年代に入っても、ロックの殿堂入り、FIFA日韓ワールドカップでのスタジアム・ライヴなど活躍して来ましたが、23年にはデビュー50周年にしてキャリア最後のフェアウェル・ツアーを発表。途中、中断もありましたが、2024年9月から再開して、25年2月ニューヨークで最終公演を迎えます。
エアロスミスのアルバム『ロックス』
SIDE A
「バック・イン・ザ・サドル」
「ラスト・チャイルド」
「地下室のドブねずみ」
「コンビネイション」
SIDE B
「シック・アズ・ア・ドッグ」
「ノーバディズ・フォールト」
「ゲット・ザ・リード・アウト」
「リック・アンド・ア・プロミス」
「ホーム・トゥナイト」
エアロスミスのアルバム『ロックス』いかがでしょうか?ちなみにスティーヴン・タイラーはじめ、エアロスミスのメンバーは「たい焼き」が大好きで、日本公演終了後に大量のたい焼きを買って帰り、それを巡って大喧嘩したことがあるそうです。
https://www.aerosmith.com/
エアロスミス オフィシャルサイト
kyusha_fan
2024/06/04 - 編集済み70年代、広告で「ロックス」のジャケットを何度見たことだろう。もちろんこのアルバムはプラチナディスクを獲得しましたが、あの時代がロックの黄金時代だったんですね。あの時はロックはロックでこのまま続いていくんだろうと思ってました。時代は移り変わっていくものなんですね。あの時代、もっと70年代をじっくり聴けばよかったなと思いますね。聴くだけなら今でも聴けますがやはり当時流行ってた時に聴くとその音楽に対する思い入れも変わってきますからね。
私も復活後のライブを福岡で観ました。本当に忘れられない素晴らしいライブでした。
鯛焼の話ですが、今年初めに鳴門鯛焼屋とエアロスミスとのコラボ品が出ました。私の地元福岡天神のお店でも売り出してたので買いに行きました。写真はその時の鯛焼の包み紙です。
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澁谷彰一
2024/06/04貴重なお写真、ありがとうございます。