万年筆はやはり DUNHILL Fountenpen  AD 2000 GRAIN D'orge Gold plate

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やはり「川窪万年筆店」のお世話にならざるを得ないな~と意を決め、千石の店を訪ねました。 

「川窪万年筆店」は昭和元年開業。
現在の店主は3代目。    

「良い万年筆ですね~」とキャップを外し、修理にかかる。
錆がキツイな~とか言いながら万力などを操作する。 
程なく胴軸が外されコンバーターが表れた。(ここが私には出来なかったところだった)
    
DUNHILL AD 2000 GRAIN O'orge の機構はパイロットだから パイロットのコンバーターに替えれてと・・・その場で取替えて、OK。  
「書き具合は・・・」と言いながらペン先を調整してくれる。 

ちなみに、以前 近所にあった布団屋さんは、村上春樹氏の奥さんのご実家だったそうで、
村上春樹氏も結婚後しばらくこの地で暮らしていたんだよ、とか・・・ こんな話を、作業の合間に挟んで
居心地のいい この昭和30年代の時空に、私が留まっていたのは1時間足らずだった。

修理のために訪れた、東京駅大丸の DUNHILL SHOP の対応は何だったのか???  
費用も DUNHILL SHOP で覚悟していた額の 1/4ほどで済んでしまった。

そういえば、その昔 DUNHILL は、蒔絵を施した DUNHIL NAMIKI を商品化して、大人気を博し世界中で売りまくった歴史がある。 
NAMIKI は、パイロット万年筆の前身だったっけ ・・・・ と云う次第でした。

「grain d’orge」は、フランス語で「大麦粒」の意味。
英語では「barley」と表され,大麦の実をイメージした縦長の楕円が連なる波線模様を表す。

DUNHILLには他に、1980年代 DRESS シリーズ(カタログの画像を最後にUP)と言う、FOUNTENPENの逸品があり、私の万年筆コレクションアイテムの中核だ。 
「barley」模様は豊かさの象徴として知られ、ここでも多くのモデルに採用されている。
機構(メカニズム)はモンブラン社製  

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