DVD「我輩はカモである」

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 本アイテムが展示されているフロアは「淀川長治総監修『世界クラシック名画100撰集』」というカテゴリーであり、可能な限り全アイテムをコンプリート展示しようと試みているのですが、その100タイトルの中にいわゆる大物コメディアンの作品はどのくらいあるかというと、
・チャールズ・チャップリン:9アイテム
・バスター・キートン:3アイテム
・ハロルド・ロイド:2アイテム
・ローレル&ハーディ:1アイテム
・マルクス・ブラザース:1アイテム
という構成になっています。この比率についてはともかくとして、その中で1アイテムしかない中からマルクス・ブラザースの代表作として本展示アイテム収録作が選択されたのは妥当だったのかな。
 とはいうものの、本展示アイテムを入手するまでマルクス・ブラザースの作品は『マルクスの二丁拳銃』しか観ておらず、結局本作も含めて2作品しか観ていないので、マルクス・ブラザースの映画全体のついては語る資格が私にはないのでしょうが、それでも少なくとも本作は「名作」と言っていいと思います。もっとも、巷では賛否両論はあるようですね。「否」という意見も理解できます。観ている最中は、あまりに画面内のブラザースの悪ふざけが過ぎて、思わず眉を顰めてしまうシーンも散見されましたし。まあ、その辺りが許容できるかどうかで、本作への好悪が分かれるような気がします。
 作品としては、チャールズ・チャップリンの『独裁者』やルネ・クレールの『最後の億萬長者』に先駆けてファシズムを痛烈に風刺した内容であるとの評価が定まっているようで、特に異論はないのですが、あそこまでグルーチョ・マルクス演じるルーファス首相なる独裁者をおちょくるのは、おそらくヒトラーやムッソリーニなどから、あるいは圧力をかけられることなど意識しなかったのかな、と思ってしまいます。チャップリンが『独裁者』を製作するのにそれなりの覚悟があったそうですが、どうしてもそれとは対照的に見えてしまいますね。
https://www.youtube.com/watch?v=9CEdb0sGfaI
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    利右衛門

    2021/06/10 - 編集済み

    わー、懐かしい🎵子供の頃父と見ました。
    子供だったので詳しくは覚えていないのですが、「我輩はカモである」というインパクトあるタイトルと共にめちゃくちゃ楽しかったのを覚えています。
    今トレーラーを拝見すると、ちょっとドリフっぽいですね(笑)

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      woodstein

      2021/06/12

       りえさんさん、コメント有難うございます。実際、ドリフターズは本作を始めとしたマルクス兄弟の作品をヒントにコントやギャグを構築した、という話もありますので、その雰囲気を感じ取られたわけですね。

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  • Animals 16

    Jason1208

    2021/06/12 - 編集済み

    マルクス兄弟の名を初めて知ったのは、小学生時分の同級生に教えられて読んだ、小林信彦氏の「オヨヨ大統領」シリーズ(角川文庫)に、マルクス兄弟にちなんだキャラクターが出ていたからでした。^^;

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      woodstein

      2021/06/20

       Jason1208さん、コメント有難うございます。返事が遅くなり申し訳ありませんでした。「怪人オヨヨ」はテレビの『少年ドラマシリーズ』で観たことがあったかな。小林信彦氏の本は読んだことがないので何とも言えませんが、小学生の時すでにマルクス兄弟を知っていたというのは、ちょっと羨ましいですかね。

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