E.T. ストーリーブック ウィリアム・コツウィンクル著 今野雄二訳

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 1982年11月4日発行。映画『E.T.』の本邦劇場公開が本展示アイテム出版日の1か月後の12月4日でしたので、それに先駆けての発刊だったわけですが、今見返しても、ここまで詳らかにしてもよかったのか、と思えてしまう内容です。全62ページで実質的には54ページに亘って映画のストーリーを写真と訳文で紹介しているわけですが、要するに結末までネタバレしてしまっているわけです。
 普通に考えれば、ベラボー極まりないこととも言えるのですが、この1982年(昭和57年)後半のこの映画に関する日本国内の雰囲気のことを思い起こすと致し方ない、とも思える側面もあるのかな。その辺りのことは、いずれ別の機会に述べてみたいと思っています。
#E.T. #ウィリアム・コツウィンクル #今野雄二 

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    Jason1208

    2021/01/18

    後年の『レディ・プレイヤーONE』のメイキングによると、スピルバーグ監督は同年の映画『ダーククリスタル』に、作り物のキャラクターを扱った映画という共通点でライバル意識を持っていたそうで、一種の敗北感があったとか。
    興行成績で言えば、『ダーククリスタル』は米国では大ヒット、『E.T.』は超大ヒットという感じですが。
    その辺が、『レディ・プレイヤーONE』の脚本で“『ダーククリスタル』のキーラ”を大きく扱うなど反映されてるようです。
    クリエイター同士のエールみたいなものを感じました。

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      woodstein

      2021/01/19

       Jason1208さん、コメント有難うございます。いかにも「ダーククリスタル愛」が滲み出た内容にニヤついています。まあ、スピルバーグ作品に登場するクリーチャーは数も多くない上に押し並べて創造性に乏しく、この辺はジム・ヘンソンの才能の方が優ったわけなのでしょう。

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    kyusha_fan

    2021/05/07

    E.T.の劇場公開前に書店で本を買って読んだ後に映画を観たのが失敗でした。本では人の心理がもっと細かく描写されてたとか、印象的なあの部分が映画には無かったとか色々気づいてしまいました。超話題になってたので映画も期待して観に行ったのですが何か一つ盛り上がらなかったのを覚えています。やっぱ本を先に読んでしまってはいけないのでしょうかね。順番が逆だったのかな?

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      woodstein

      2021/05/07

       kyusha_fanさん、コメント有難うございます。お気持ちはよくわかります。本展示アイテム紹介文の中ではそれほど強く言及しませんでしたが、劇場公開の前にネタ晴らしするというのは、映画『E.T.』の公開の際にもそれなりの憤りはありました。この映画は全米では夏期に公開され、本邦公開はその約半年後の昭和57年12月4日で、それ以前、劇場で散々この映画『E.T.』の予告編を観たのですが、そこにはあの例のE.T.の姿は画面に登場していませんでした。そういう配慮を配給会社はしていたにもかかわらず、確かスポーツ新聞の芸能欄にその姿の写真が本邦公開の数か月前に掲載され、非常に興ざめしたことを覚えています。ただ、ストーリーテリングの点でいうと、この映画はある種、結末のわかっている作品でしたので、私自身はジョン・ウィリアムズの音楽にも魅せられながら、それなりに楽しめました。まあ、このネタバレに関することはいろいろとエピソードを私も持っているので、それらについては、機会があれば、披露していきたいと思います。

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      kyusha_fan

      2021/05/08

      そうですね。ネタバレには細心の注意を払ってもらいたいものですね。

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