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DVD「拳銃の町」
邦題だけ見ると、町内の抗争のせいでたびたび銃撃戦が繰り広げられる、ハードなガンファイト・アクション西部劇映画なのかと思えてしまうのですが、実際には西部の町を舞台にした推理ミステリーの要素が主体で、そこに恋のさや当てとガン・アクションも加味されているという仕上がりになっています。
あらすじは「一人のタフで口数の少ない男がアリゾナ州の町に到着したが、程なく彼を牧童として雇った牧場主が殺害されたことを知る。宿泊先でポーカーに負けた弟の掛金を取り戻すべく現れた女性、さらには目的地への道中で馬車に同乗し、後に相続財産を叔母と悪徳弁護士に狙われている女性、の二人の助けを借りて、殺人事件の解決に乗り出す…。」というもの。本展示アイテム収録作は、日本敗戦9か月後最初に公開された西部劇でそれなりに興行的に成功したそうですが、実際の製作は1944年と戦争の最中であり、そのような状況でもこのように娯楽色の濃い作品を作る余裕がアメリカにはあった、ということを今更ながら実感させられた、そんな側面もありました。
何といってもジョン・ウェイン主演ですからヒーロー役であるのは当然として、気性が荒く、かつ情熱的なヒロインを演じたエラ・レインズの目鼻立ちの美しさは秀逸で、それだけでも約90分の上映時間を飽きさせずに保たせられたのですが、反面ストーリー・テリングはやや粗雑だった感は否めず、佳作とも言い難いですかね。でも、それなりに楽しめました。
https://www.youtube.com/watch?v=iqsmY9Kjm8Q
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オマハルゲ
2020/05/23昭和30年代にデュ―クの初期の主演西部劇を再編集した「ジョン・ウエイン西部劇」という番組があったそうで、日本での人気度が窺えます。そこで放送されたんじゃないかというような作品ですね。因みに声は小池朝雄氏だったそうですが。
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toy ambulance
2020/05/23乱入、失礼します。
小林昭二さんでなくてですか?(゚д゚)
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オマハルゲ
2020/05/24 - 編集済みまだ小林昭二氏がウエインの声として定着する以前だったので小池氏が担当されてたようです。ちょっと想像が付きにくいですけど。
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toy ambulance
2020/05/24なるほど!でも、コロンボの口調以外の小池氏の声も以外と合うかもしれませんね。
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woodstein
2020/05/27omaharuge102さん、toy ambulanceさん、コメント欄を盛り上げて下さり有難うございました。それにしても、「デューク」という呼称、久し振りにお目にかかりました。私は失念しかけていました。さて、「ジョン・ウェイン西部劇」なるテレビ番組があったことは初耳でした。おそらく、『ビッグ・トレイル』(1930年製作)と『駅馬車』(1939年)の間の時期の、ジョン・ウェインがB級西部劇俳優として活動していた頃の作品を集めたものだったのでしょう。その吹替が小池朝雄氏ということだったそうですが、昭和30年代というと小池氏がまだ文学座に在籍していた頃ということになります。さすがに、例のコロンボ節はまだ確立していなかったでしょうから、それなりに芸達者ぶりを発揮していたのでしょうが、想像するにジーン・ハックマンの吹替と多少雰囲気は近いのかな。
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