9回目の日記
昨日、今日と2及び3フロアの展示を追加したのですが、これでこの二つの分野に関しては一段落というところですかね。この後は、まだ書棚の整理中ですので、相変わらず書籍になってしまうのですが、音楽関係以外のサブカル本をピックアップし展示していこうかと思っています。個人的には、映画音楽やクラシックはニッチであり、それらに関する本などさらにニッチだから、それよりは今後紹介するものの方が受け入れられやすいのかな、と期待しているのですが、どうなりますか。 #お手入れ
1999年7月10日発行。いきなり蛇足ですが、本書は上のフロアでも紹介した立風書房「200音楽書シリーズ」の中の位置づけのようです。このフロアでも、既販のサントラ盤CDをそれなりの数をピックアップして解説を加えつつ紹介するスタイルの本を紹介してきましたが、本書はそのような構成ではありません。映画の映像の背景音楽を収録したCDを、ある意味映画本体とは切り離して独自に一つの音楽アルバムとして楽しむ、その作法を紹介した本というべきでしょうか。もちろん、所詮は映画音楽ですから、映画本体と切り離すことなど不可能ですが、それでもその魅力的なメロディラインは単体の曲として独り歩きする場合もあるわけで、そんな可能性を示唆してくれた、と私は思っているのですが、こんな独り善がりの解釈などに対しては本書の執筆・編集に携わった方々も含めて、かなり異論を持たれるでしょうね。
#映画音楽