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ウルトラセブン〈1994 TV SPECIAL〉地球星人の大地
テレビ放映は「太陽エネルギー作戦」と同年の1994年10月10日で、前作ほどではないまではないにしても今作も通商産業省の後援があった、その意向に沿うようなストーリーになっていましたが、それには言及しません。何と言っても本作の目玉は、前作ではナレーション担当だった森次晃嗣氏が画面に登場、すなわちモロボシ・ダンの復活、それも「姿なき挑戦者」のときと同じような黄色いジャンパーという出で立ち、ウルトラアイを着眼しての変身、と26年間の空白を埋めるシーンが盛り込まれていました。ちなみに変身シーンでは、以前ご本人が「気に入らない」旨を語っていた「ブタ鼻」が解消されていたのが、ちょっとした改良点でしたかね。と、様々なこともありましたが、個人的に最も嬉しかったのはナレーションを再び浦野光氏が担当したことでした。ただ、セブンのナレーションは本作が最後(ただ、後年DVD『―ウルトラヒロイン伝説―アンヌからセブンへ』ではナレーションを担当された)になってしまったのは、とても残念でした。
残念と言えば、このテレビスペシャルによる『ウルトラセブン』の制作は、結局2作のみでした。両作とも、内容的には必ずしも満足のいくものではなかったですが、神澤信一氏のこれ以後のオリジナルビデオの監督作を観るにつけ、制作を重ねるごとに『ウルトラセブン』の世界観の構築が深まっていく、その可能性が感じられ、事実それはいずれ紹介していくオリジナルビデオ版の作品の中でもある程度は具現化されていくのですが、はっきり言ってテレビドラマとオリジナルビデオではその制作費に差があるわけで、これがテレビドラマならばもっとよく出来ただろう、と思われる場面もありました。もっとも、オリジナルビデオだから出来た、ということもあったでしょうから一概に残念だとは言い切れないかもしれませんが、結果的にオリジナルビデオのリリースによってなされた「ウルトラセブンの新作の公開」が、テレビ放映という、広く一般に伝わるのにその当時の最強のメディアにのることがなかったのは、やはり残念と言わざるを得ないでしょう。
あと、本展示アイテムの収録内容は、完全版、TVオンエア版、そしてメイキングの構成で、メイキングには毒蝮、森次両氏へのインタビューが収録されていますが、特には触れません。
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woodstein
2019/12/22ほとんど意味はないですが、一応関連画像ということで紹介しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=33a5RjWjLBE
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woodstein
2020/02/02関連画像が見つかりましたので追加します。
https://www.youtube.com/watch?v=r4Dd8xGoHWc
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