朝比奈隆 ベートーヴェンの交響曲を語る 朝比奈隆著 東条碩夫編

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 1991年1月5日発行。Amazonなどで朝比奈隆の著書や関連本について検索すると結構な数がありますが、積極的に読みたいと思えたのは本書くらいかな。あともう2、3冊は機会があったら読んでいいかも。そんなことはともかく、ベートーヴェンの交響曲はさんざん聴いていたのですが、それでも本書を読んだ後はまた聴きたくなり、結局朝比奈・新日本フィルのチクルスを収録したCDを聴きながら本書を読む、そんな行為に誘われた一冊でした。朝比奈隆については、その晩年の人気振りや、得意だとされているベートーヴェン・ブラームス・ブルックナーの交響曲演奏よりも他の作曲家の曲の演奏の方が魅力的だと思っていることなど、語りたいことは沢山あるのですが、それらは朝比奈のCDの展示の機会に致しましょうか。
#クラシック音楽 #朝比奈隆 #ベートーヴェン #交響曲  

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    chirolin_band

    2021/06/08 - 編集済み

    演奏上の難所の話など、当時はベルリン・フィルでもそうだったのか、といったところが興味深かったです。
    (大昔、アマチュアのホルン吹きだったこともありましたので)

    個人的には、1970年代に毎年東京公演に来てくれて聴きに行った頃が一番印象に残っています。「エロイカ」など、巨匠風ではなく正に「アレグロ・コン・ブリオ」で感動しました。
    当時の大フィルは技術が荒く、ブルックナーになると傷が多くてちょっとキツかったです。8番は初めて聴いたこの曲の生演奏だったので、堪能できました。
    日本のオケの水準は、とても上がったと思います。

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      woodstein

      2021/06/08 - 編集済み

       chirolin_bandさん、コメント有難うございます。所詮私は素人ですから演奏上の細かいことはわかりませんでしたが、素人は素人なりに楽しめる内容の一冊でした。あと、朝比奈のブルックナー演奏は世評が高く、私も何点かCDを所有しており、いずれこのミュージアムにも展示したいとは思っているのですが、仰るとおり70年代の大フィルの演奏は、少なくとも90年代のそれとはかなり巧拙に差がありますね。また、大フィルは朝比奈の手兵でしたのであまり悪くは言いたくないですが、やはり同じ朝比奈が振ったものでも新日本フィルやN響の演奏よりは見劣りがしたような気がします。

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