第五次発行10銭青色:第1版リコンストラクションシート完成版【2025/2/14完成】/ 5th Issue 10 Sen Blue: Plate I - Reconstructed Sheet [completed Feb 14, 2025]

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2023年10月7日に着手しておよそ1年半弱、昨日の第2版に続いて、本日、第五次発行10銭青色の第1版リコンストラクションシートも完成!



画像2枚目はシートの左半分、画像3枚目はシートの右半分の拡大。



こちらも第2版と同様に、2023年12月にあと3ポジションまで漕ぎ着けた後は予想通りの難航で、手に入る10銭印紙は面白いように既集のポジションばかりという、手彫証券印紙の神様の悪戯に付き合っていた。



ところが、こちらも同じく昨年の暮れから今年に入ってから入手したさまざまなロットに混じっていた単片を集め、改めて整理してプレーティングを進めたところ、2月に入ってPos. 33とPos.37発見、一気に追い込みが進み、先週には残りPos. 29 一枚となった。



このPos. 29、これまた特徴のあるポジションで、左警告文の「厳」と「刑」の間によく目立つ点があるのと、「刑」の旁の二本足がやたらと広がってよく目立つ。こちらも面白いほどの偶然であろうが、これまで手元に来てくれたのは、Plate IIのPos.7と同じく古屋厚一氏旧蔵の28枚貼り証書に入っていた一点のみ。



そんな中、某オークションに出品されていた使用済み10銭の単片を何気なく見ていたところ、上の特徴がある一枚を発見。画像が小さかったので見間違いの可能性もあったが、ここは自分の願力を信じつつ、空振りを覚悟で即決で購入。

本日届いた現物を確認して確かにPos. 29であることを確認。印面のコンディションも良く、上々の一枚である。ビンテージ物のデニスンのヒンジを丁寧に付けて、シートの穴を埋めて、晴れてPlate Iのリコンストラクションシートが完成した。

一年半ほどかかったのに、完成は一日の差という面白さ。第五次発行1銭黒のプレートリコンストラクションと同じような現象である。

手彫証券印紙の神様は本当に悪戯が好きなようだ 笑

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