第五次発行 1円 紅色:印紙について(概要)

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第五次発行1円紅色印紙は、第五次発行の最高額面で、少し薄めの紅色が上質の白色洋紙によく映える美しい印紙である。

高額面の印紙で、需要もさほど多くなかったと考えられており、多くの使用例は明治16年、17年のものとのことであるので、手彫証券印紙の最後期に使われた印紙であると言えよう。

マルチプルがごく少ないため、シートのリコンストラクションは不可能と考えられているが、印面の分析から原版数は1であると推定されている。

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