Saharops bensaidi

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サハロプスは、サハラ砂漠に由来する属名を持つ、デボン紀モロッコ棘々種の一つです。Comuraにとても良く似ていますが、立体方向の棘が短く鋭いものとなっています。大きさは、近縁のComuraに比べると大型化している印象があります。均整の取れたデザインで個人的には好きな三葉虫です。産地が非常に限られていてBoulachghal(Boutchrafine)でしか確認されてこなかったこともあり(近年産出は、Jbel Oudrissでも報告がある)、簡単に入手できない種類でした。

【標本リンク】Extinctions,Inc
http://www.trilobites.com/site_arc/index.cfm?action=item&prod_id=3748&

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    Trilobites

    2020/06/12

    ORM
    むしろMetacanthinaやHollardopsに近い種かと思っておりましたが、確かによく見ると、全体的にトゲの短いComuraといったほうが妥当ですね。棘々種という印象もあまりありませんでしたが、標本を拝見してcomuraと大体同じ場所に小さなトゲが生えているのに今気づきました。ド派手な他の棘種の影になって、ものすごく目立つわけではありませんが、実際、そうそう見かけないレア種でもありますね。(04月05日)

    > ORMさん  分類的には、Metacanthina、Hollardops、Comura何れも近縁なのでORMさんの印象通りでも間違いは無いですね。この仲間は、ド派手な棘々種が目立つので地味に見えてしまう間も知れませんが、バランス良い姿で好みの種類です。Comuraなどより数としては少ないのではないのかと思うほど、市場では見かけませんね。(04月05日)

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