Diacalymene ouzregui

0

Diacalymene ouzreguiというと博物館のお土産やミネラルショーで箱売りしている様な価値の無い化石というイメージが収集家の中でも定着しており、軽視しがちな種類です。しかし、この様なノジュール(Nodule)中に埋まっており状態の良い標本は、箱売りの中を幾ら探しても出てきませんし、安価ではありません。この種類は確かに多産し、二束三文の標本が大多数なのは認めますが、Calymeneという種類が当時としても繁栄し、三葉虫の代名詞といっても良い程の繁栄を極めていて完成されたフォルムを有するのは事実です。また、これだけの数があるのにも関わらず謎も多く、正確な産地が分からない標本が多いです。

(Left side:Negative/Right side:Positive)

Default
  • File

    Trilobites

    2020/06/12

    爆裂する紅伝説 2013年03月19日 06:26
    Diacalymeneと聞きますと、安価な三葉虫の代表というイメージが、ぼくも強かったです。ミネラルショーでも、1箱いくらで投売りされているのを見たことがあります。けれど、それは風化したものばかりでした。それに引換え、こんな見事な美しい標本もあるとは、驚きです。すばらしい保存状態ですね!

    2013年03月19日 07:36
    > フィロさん 
    箱売りしている標本は、箱買いして全て調べたとしても、このように美しい標本はありません。この標本の様にノジュールを割って現れた標本でなければ風化の影響でボロボロになってしまうのだと思います。もちろん、その様な標本は千円程度では入手できません。この標本は実物は見とれる美しさが残っています。

    返信する