Cheirurus insignis/Trochurus speciosus

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チェコのシルル紀三葉虫は、とても小さいので、ルーペや写真で観察しないとパッとしないのですが、拡大してみると大型標本に劣らない魅力ある種が多いです。2種共存している標本ですが、どちらも尾部だけの部分化石とはいえ入手困難な種類です。Cheirurusは、時代も違いますが、遠く離れた日本の福地の種類に大きさも雰囲気も似ています。Trochurusも尾部だけですが、複雑な模様は、デボン紀のLobopyge/Acanthopygeの先祖であると一目で分かります。

Blue:Cheirurus insignis/Orange:Trochurus speciosus

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    Trilobites

    2020/06/26

    ORM 2019年02月02日 01:20
    Cheirurus insignisというと、確かチェコ辺りの切手にバランデ先生の顔と一緒に載っている三葉虫でしたかね。この辺になると、完全体などは、世界で1体でもあるかどうか、というレベルでしょうから、部分化石が基本ですね。

    2019年02月02日 07:35
    > ORMさん 
    そうですね、1999年にチェコで発行された切手の図案になっています。この切手を含め三葉虫図案の切手もかなり集まってきましたので、こちらに枠を作り展示を考えてました。C.insgnisは、ほぼを含めれば完全体は世の中に幾つかあると思いますが、Trochurusは可能性が低いでしょうね。

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