Jenskinsonia varga

0

この大きさで何かの幼体とかではなく、成体です。短く鋭い頬棘に卵型の胸部と尾部、見た目が可愛らしいだけでなく、個性を持っています。この種類自体は、それ程珍しいとは思っていませんが、状態の良い個体を入手するのは至難だと思います。完全な状態に仕上げても高額にはならないですし、小さくて見栄えもしないので人気種とは言えないといった商業的価値が理由で、力を入れて剖出した標本が少ないのではと想像しています。

Default
  • File

    tatsutoy

    2021/11/05 - 編集済み

    おぉ、綺麗な標本ですね。比較的最近クリーニングされた化石でしょうか。(と言っても、ここ30年ほどです。)1980年代あたりまでユタ州の化石は、水と硬い刷毛でクリーニングしたものが多く、表面に細かなひっかき傷がついていました。

    返信する
    • File

      Trilobites

      2021/11/06

      この標本は、先週アメリカから到着したばかりです。書籍やWeb上のJenskinsoniaで今までで最も状態が良い個体だと思います。現在は産出が怪しい状態と思われますので、現代の技術で剖出した標本は、とても数が少ない気がします。あとJで始まる属名の三葉虫は、殆ど無いかと思います。

      返信する