地球展 極地の過去と現在を中心として

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1970.12.19~1971.5.9まで、小田急百貨店(東京)あべの近鉄百貨店(大阪)山口県立博物館(山口)岩田屋(福岡)名鉄百貨店(愛知)今井百貨店(北海道)と全国6会場を回った企画展です。極地の銘打っているだけに北極圏や南極の岩石や化石が多く出展されている事が分かります。三葉虫に限るとスペッツベルゲン島(ノルウェー領スヴァールバル諸島)のオレネルスや南極大陸のプティコパリアなどが登場しています。これらは、今では入手できるような化石ではなく、ノルウェー古生物博物館や米国国立科学財団から提供された標本の様です。それ以外にも三葉虫が国立科学博物館所有の標本で多く登場します。今でこそ三葉虫化石は海外の標本を入手できますが、昭和40年代初頭までに収集できた種類が何なのかという事がコレクターとして興味深いです。バージェスの大型のオギゴプシスや中国遼寧省産と思われるレドリキアなど今では入手が困難な種類も多く登場していました。

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