- Trilobites Museum
- 1F Cambrian period
- Olenoides paraptus
Olenoides paraptus
カンブリア紀北米の代表種と思われているOlenoidesですが、アジアでも産出する貴重な例です。バージェスやユタ系より古い時代に当たる為、これらのOlenoidesの先祖である可能性もあります。尾部の太く鋭い棘はOlenoidesそのものですが、ユタ産の様な派手さは、まだ見られません。中国産三葉虫において最入手困難種と言ってよい程の希少種で、凱里の重要性が国際的に認識されている現在において、中国国内から持ち出すことは不可能に近いです。
(Left side:Positive/Right side:Negative)
Trilobites
2020/06/13ORM 2020年01月15日 20:39
この標本、何となくとびうさぎさんが落札されておられるのではないかと思ってましたが、やはりそうでしたか。ユタの各Olenoidesよりはバージェスのserratus寄りな見た目をしている気がしますね。北米の黒々としたOlenoidesとは一線を画す、茶色ベースのシックな見た目もよいですね。
2020年01月15日 21:20
> ORMさん
注目のオークションでしたが、この機会を逃したら二度と手に入らないと思い、更に自身の700台に乗った記念もあり賭けました。普段なら数年寝かしてから公開ですが、これ程貴重な標本なので、早めに公開に踏み切りました。もう1体も国内のコレクターに渡ったそうです。バージェスのオレノイデスも実は持っているのですが、見た目は確かに近いですね。凱里との類似性が実証されている例かと思います。
シェルティ2020年02月10日 21:01
こんばんは。
体側に並んでいる刺はオレノイデスそのものですね。
私も手に入れるならこちらの標本かなと思っていました。
超希少種の公開ありがとうございます。
2020年02月11日 19:26
> シェルティさん
オレノイデス=北米のイメージが強く、コレクターでもアジアにオレノイデスが産出するのを知らなかった方が、多いのではと思っていました。完全体コレクターが多いので、思ったより安く購入できましたが、値段以上の価値は絶対にあります。収蔵されて死蔵される事が多い化石コレクションなので、公開してくれるコレクターは少ない事を考え、頑張って落としました。