Leonaspis haddanei

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Leonaspisという種類は、モロッコ産でも比較的多く見られる種類ではありますが、そんな一般種になればなる程コレクターとしては、状態の良い標本が欲しくなります。何度か買い直してきた種類ですが、この標本に巡り合えた事で一つのゴールに辿り着いた様な気がしています。過去見た中でも巨大で、普通ならクリーニングの過程で飛ばされてしまう様な細かい棘までも見事にクリーニングされており、もはや美術品の域に達しています。世界的な三葉虫情報サイト「A Guide to the Orders of Trilobites」の「Gallery of Lichida」にも紹介されている本種の代表標本でもあります。

【標本リンク】「A Guide to the Orders of Trilobites」
http://www.trilobites.info/gallichida.htm

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    Trilobites

    2020/06/13

    ORM 2015年10月04日 10:44
    genal spineの付け根側や、胸部中葉の中央に並ぶ二列の突起のさらに外側にもぶつぶつがあるんですね。改めて我が家のleonasipisで確認したら、確かにその痕跡(笑)を認めました。見事な標本ですね。

    2015年10月04日 18:05
    > ORMさん 
    本種の様に剖出技術の向上で、今まで考えられていたより棘々の姿だったという種類は、意外におります。デボン紀の三葉虫は、化石では残らないですが、結構細かい棘に覆われていた可能性はあります。

    まっきー2015年12月20日 20:30
    1枚目の写真を見るとアメリカのステルス機みたいな形ですね。水中でも早く泳げたようなプロポーションに見えますがどうでしょうか。

    2015年12月20日 21:51
    > まっきーさん 
    幾つかの三葉虫は、流体力学にかなった体形をしていますので、遊泳能力が高かったと想定できます。確かに言われてみるとLeonaspisも航空機の様な姿をしていますが、実際のところどれ程の遊泳能力があったかは分かり難いです。実は想像もしないほど俊敏であったのかもしれません。

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