- Trilobites Museum
- 2F Ordovician period
- Illaenus jevensis
Illaenus jevensis
ロシアのIllaenusとAsaphusは、一部を除き見分けが付き難く、その割に種類が細分化されていて、発売元の学名だけに私も頼りがちでした。ロシア産については、「Ordovician Trilobites of the St.Petersburg Region,Russia」という良書があるので、再度コレクションの同定見直しを進めています。Illaenusの見分けは、頬棘の長さや丸さ、尾部の形状、頭部と尾部の年輪上の紋、正面から見た時の頭鞍の高さで判断していきます。本種は、丸い輪郭の小さめの尾部、紋の少なさ、一番の決め手は正面から見た時の頭鞍が非常に大きいという事で、再同定しています。17種類ほどあるIllaenusのKey to determinationは、Asaphusと共に、また日記でまとめたいと思います。
1A-2B-3C-4A(I.jevensis)