Pedinopariops sp.

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複眼の構造が、Phacops arawやDrotopsと同じ系統であり、他の種類のPhacopsとは異なります。比較的大きくなるP.vagabundusが知られますが、現在のところ同定できるほどの資料が無いので、sp.としています。本種は、もしかしたらDrotopsの幼体である可能性はあるのですが、近年のモロッコ産においては、小型個体は別種として記載される事が多いので、Pedinopariopsとしておく方が無難と言えます。

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    Trilobites

    2020/08/23

    ORM2019年11月21日 22:00
    単純に大きくて迫力があるので好きな種であります。確かにDrotopsより一回り小さいので、Drotopsの幼体という見方もできますね。Drotopsにしても、少なくとも2タイプはあるようなので、一層混乱してしまいます。またその辺りの曖昧さが、将来的には解決してくれる論文が発表される事を期待します。

    2019年11月21日 22:43
    > ORMさん 
    本標本は小型の個体なので、大きめの個体も入手してみたいなと思っています。Drotops megalomanicusのほうが頭部の粒々が触ると痛いぐらい尖っているので、特徴として違いはあるので、本種はDorotopsの幼体ではないとする事に異論がない訳ではありません。ただ他の三葉虫もそうですが、大きい種類の幼体と断定できるような個体は意外と無いので常に疑問に思っています。

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