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- Trilobites Museum
- 4F Devonian period
- Gerastos sp.
Gerastos sp.
眼の無いBlind Gerastosの仲間です。ゲラストスは、体の割に大きめの複眼を有しているほど眼が発達している種類ですが、この個体は体はゲラストスそのものなのに、眼を放棄しています。生きていくのに重要な視覚を放棄するのは、光が届かない環境下で暮らしていた環境依存によるものと思われます。Jorfには、他の産地と異なる小さめの眼を持つ種類が幾つかありますが、洞窟棲などの特殊環境下にあった可能性はあります。
【標本リンク】TRILOBITE DESIGN ITALIA
https://www.trilobiti.com/product-page/undescribed-devonian-trilobite-proetid-jorf
Trilobites
2020/07/17ORM2019年08月20日 18:34
blind三葉虫は、世界で様々な種が産出しますが、実際、彼らがどの様な環境に居たのかを想像するのは楽しいですね。洞窟棲、深海棲…、色々な可能性が思い浮かびますが、興味が尽きません。ゲラストスの仲間は皆シンプルな形状をしておりますが、この種はとりわけ、顆粒は乏しく眼は無くと、最上級のシンプルさです。ミニマリストのお手本の様な種ですね。
2019年08月20日 22:17
> ORMさん
他のモロッコ産の環境と明らかに異なっていたのは事実だと思います。他のエリアと近いので深海棲は可能性が低い気がしますが、洞窟棲は有り得ると思います。狭い範囲で見つかるのも理由としてあります。最近思うのは濁水棲、浅瀬でも何万年も濁水が続けば、そこで適応して進化（退化）すると思います。