飛行機模型の楽しみ方 [F-toys編]
無いのなら~作ってみよう飛行機模型♪ 乗ったり撮ったりしたモノを手元に置きたくなるのは、コレクターさんの“どうしようもない性(笑)”ですね♪ トコロが集めたくても世の中にない(製品化されていない)モノも多く、そうなると今度はモデラ―の血が騒ぎ出します~♪ 昔は大型機の主力スケールだった1/500も、今や1/400に押されすっかり斜陽化、空港で写真撮影し“この航空機の模型が欲しい!”となっても、1/400ならあるのにね~って悔しい思いを多数してきました。 そこで“だったら自分で作れば良いじゃん”と、でも“フルスクラッチは面倒~”と考えていた時に出会ったのが“F-toys”さんの製品でした。 “彩色済み食玩スタイル”の同社の商品をコンビニで見かけ手に取ると、なっなんと嬉しいことに“1/500スケール!!” 同社が展開する他製品の出来が大変素晴らしいだけに、大きな期待を秘めて速攻で購入しました。 内容は期待以上の出来映えで、早速これをベースにオリジナル作品の製作を開始♪ “ATLAS AIRさん”のBoeing 747-446F/SCDを題材に製作製作過程を簡単に紹介いたします(^^)/ ●改造ベースのご紹介 改造ベースとなったのは2009年2月23日に“JAL WING COLLECTHON 2”としてF-toysさんから発売されたアソート内の“8.BOEING 747-400F"で、同じモノは2009年2月23日発売の“JAL WING COLLECTHON Special Ver."にも含まれていました。F-toysさんの製品の内、“生粋の貨物型”Boeing 747-400Fは、この1仕様のみ2回だけの発売となっています。材質的にもお財布的にも気楽に使用できる、大変有効な素晴らしい素材として今でも重宝しています♪ ブラインドパッケージとなっている箱を開けると、同社スタンダードスタイルの製品が登場します。 当時の価格は税込み¥440(!) 機体のカラーリングは勿論ランディングギア等の細かな部分まで彩色されており、その費用対効果ぶりには本当x2に驚かされます。 主・水平尾翼をパッと組み込むとこんな感じ♪胴体部は下面中央部及びキャノピー以外にモールドが無いのに対し、各翼は上位スケール並みに細かなディテールが再現されています。GE/CF6エンジンのファンもシッカリモールドされており、大変好感が持てますね♪ ●塗装剥離 そんな美しい製品ではありますが、改造の為、まずは“一皮脱いで”頂きます。 方法はお馴染みに自動車の“ガソリン水抜き材・IPA(イソプロピルアルコール)”のお風呂への漬け込み待つだけです。これでスルッと“タマゴ肌”へ変身♪ ●追加工作 次に胴体左右貼り合せラインをパテ処理すると同時に、各スジ彫りをこの後にあとの“厚塗り”に負けないよう深彫りします。 キャノピーのモールドはデカールへ変更するためパテ埋め処理、また本機の特徴でもある機首のカーゴドアおよびレドームのモールドを好みで追加しました。 各部が仕上がったら全体をサフェーサー処理し、細かな傷等をチェックしていきます。 ●塗装工程 塗装は下地処理を兼ねてガイアさんの“アルティメットホワイト”を厚めにコーティングします。ところでこの塗料、大変隠蔽力が高く色んなシーンで使える優れモノで、我が家では登場当時から大活躍しています♪ 白が塗り終わったらATLASさんのブルーを塗っていくのですが、市販でズバリのモノが無かったので混色して作くりました。作ったのは若干赤味を帯びたブルーなのですが、完成品を肉眼で見る分には良い色が出たと思ものですが、写真に撮りと何故かどうしても違う色になってしまいます(カメラの設定・照明をかなりいじりましたが納得の発色は得られず~) 塗装剥離の際に外しておいたエンジンも同時に塗装します。 ●デカール作成 次にデカールの製作を行っています。まずはデータ作りですが、レタリング等は実際に撮影した実機写真等を利用/トレースし私は“AUTO CAD”上で製作しています。 愛用のアルプス電機さんMDプリンターは白印刷が自在にできる優れ品なのですが、資材等を含めそろそろ終わりが見えてきたので、そちらは”ここぞ!”の為に温存、今回は“レーザープリンターでもできる白印刷方法”を考え実践してみました♪と言ってもそんな大げさなモノではなく、白ベタデカールを“塗り残す”方法で製作しました。 出来上がったデカールを貼りこんでいきます~ この時間が一番楽しいですね♪ 白と青の塗分け上の“ライン”等のデカールは“貼付け&カット”で対応しました。 全てのデカールを貼付け及び換装後クリアコーティングを行います。グロス系のクリアは基本的にウレタン系を使用するのですが、ちっこい1/500に関しては途中からGSIクレオスさんの水性トップコート(光沢)を使用しています。デカールへ優しいのは勿論、ある程度以上の“厚盛り”も効き、研ぎ出さなくても十分な仕上がりが得られる、また何といっても機器類の清掃がいらない為気楽です♪ ●完成♪ 1/24自動車や1/35AFV系で“こんなものは絶対製品化されないだろう”と“わざと外して”で作くったつもりが、暫くすると製品化される例が多くありましたが、1/500の場合、前記の理由等々があり大丈夫でしょう~♪ まだまだ作りたいモノがあるので、隙間時間を見つけて楽しんでいきま~す(^^)/ 1/500 ATLAS AIR Boeing 747-400F Reg.N499MC https://muuseo.com/torocraft/items/60 ちゃぽん