箸置 NASA Boeing 747-SCA & Space Shuttle Orbiter

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1981年から2011年の30年間に掛けて宇宙開発を支え続けた、アメリカ合衆国NASAの“スペースシャトル計画”、その核になる機材が実際に宇宙と地上を行き来する“スペースシャトル軌道船 オービター”でした。
ところがこのオービター、帰還後は自力では飛行できないため、カルフォルニア/エドワーズ空軍基等の施設へ帰還した場合、発射地点があるであるうケネディ宇宙センターへの運送が必要となりました。
そこでNASAはオービターを“大型機の背中へ背負う”方法での運送を考案、そのベース機にボーイング747型を選出、製作は新たに作るのではなく中古機を改造し2機製造しました。
2機の内N911NAのベースとなったのが元JALさんが使用していた747SRの1号機“JA8117”で、受領したNSASさんはその行き届いた整備に感動しJALさんへ表彰状を出した話は有名ですね。もう一機(N901NA)は元アメリカン航空さんの741でした。
両機とも外観上の主な変更点はオービターを懸架するため背部へ接続器を増設、同時に飛行を安定させるために水平尾翼へ追加垂直安定板が追加されました。

展示品はいつもの様に吉窯さん製の箸置きですが、当然背中のオービターは分離しこのセット1個を用意することで2人分の箸置きになるという優れものです(笑)
機体細部をよく見ると接続器は勿論、増設された垂直安定板までシッカリ表現!! 毎度のことながらこのこだわりがたまらないですね♪

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