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- 1F 航空機の部屋【1/500 旅客機編 】
- 1/500 ANA Boeing 747SR-81 ”“Super Junbo"
1/500 ANA Boeing 747SR-81 ”“Super Junbo"
“スーパージャンボ”
飛行機に乗りたいお客様が爆発的に増加しているのに、空港施設の更新/新設が追い付かない為に発着便数が増便できず慢性的に混雑状態だった70年代の我が国の航空事情。急速に改善を望むも空港施設は規模が大き過ぎて早期対応は難航、そこで“1便当たりの搭乗客数を多くして対応”しようという事になります。その機材として白羽の矢が立ったのが、当時Boeingさん最新機材であった747-100でした。
“多くのお客様を乗せて長距離を移動する”というコンセプトを持った本形式に対し、“飛行距離は短くても良いから、出来るだけ多くのお客様を乗せたい”という、“ローンチカスタマー”日本航空さんの要望を加味しボーイングさんが出した答えが、日本市場専用型の747SRでした。
ちなみにこの“SR”は“Short Range”を表す略号だったのですが、全日本航空さんではこれを“SupeR”と解釈、“スーパージャンボ”のニックネームを与えます。
“747-100“をベースに座席間ピッチを詰め、ギャレーやトイレ設備を削減、営業席数としては世界で初めて500席仕様を実現!
また短距離運用により増加する離着陸回数に対応するため機体構造・降着装置の一部強化、最大離陸重量軽減により上昇性能を向上(“着陸料“も低減♪)、ブレーキも強化することで運用サイクルの短縮を図かっています。
さらに“住空間と空港が近い”と言う狭い日本ならでは環境に対処するため”騒音対策“にも配慮がなされ、1974年より日本の空を飛び始めます。
こうしてみると鉄道車両の“通勤型“と全く同じコンセプトで開発されていることが判りますね♪
こんなバックグランドで完成した本形式は、日本航空さん(7機)と全日本航空さん(17機)のみが採用するという特異な形式となり、日航さんは1994年(123便事件を受け早期に退役)まで、全日空さんは2006年まで活躍しました。
退役した機材の中には強化された”足腰“活かし、貨物型への改造され第2の人生(機生)を送っている機材もいます♪
展示モデルは2006年に全日空鵜商事さんよりANAさんオフィシャルモデルとして発売されたもので、製造はHoganWingsさんが担当し本機(JA8133)デビュー当時の姿が再現されています。造形は小物を含め細部までキッチリ再現、“モヒカン”カラーも大変美しく仕上がっています♪
【模型資料】
・模型ブランド:全日空商事/HoganWings
・製造国 :中国
・製品番号 :NH500044
・製品タイトル:ANA 727SR-100 REGISTRTION NO.JA8133 (モヒカンブルー)
・製作時期 :2006年
・備考 :5,000機限定
【実機資料】
・実機メーカー:Boeing
・形式 :747SR-81
・Reg. :JA8133
・製造番号 :21604/346
・機体名称 :スーパージャンボ
・進空年次 :1978年12月
・実機エンジン:GE/CF6-45E2_x4
・所属 :全日本空輸
Railwayfan
2023/03/23 - 編集済みこのモデルはよく覚えています。
私の地元空港は地方空港でANA FESTAはあるんですが、エアラインモデルを扱わない系のANAFESTAでした。
しかし、中学生の頃に、何故か奇跡的に扱い始めました。
多くの同級生がお年玉でゲームを買う中、私はお年玉やお小遣いを握りしめて空港に行き、そこで初めてこのJA8133を入手しました。
地元の空港で全日空商事モデルが扱われたのは、わずか4年でしたが、この時にクラシックジャンボシリーズをかき集めました。
あの時の取り扱いはホントに奇跡だったと思います。また全日空商事さんやってくれないかな(^^;;
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ちゃぽん
2023/03/23Railwayfanさん
こんばんは🎵 コメントありがうございます😀
小学生の頃、住んでいた場所の上空が、空港へのアプローチ航路になっており、白ジャンポ(JAL) 青ジャンボ(ANA)がいつもいっぱい飛んでました♪ ANAさんの現行カラーもカッコ良いのですが、その頃の刷り込みのお陰か、やっぱり今でも”モヒカン”が好きです♪
本モデルを入手したとき、それらの記憶喪失が蘇ってきました😌
ホント全日空商事さん、再びリリースして欲しいモノですね🙆
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