月のおさがり/オパール化した巻貝

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このスパイラル蛍光管のような物体は岐阜県瑞浪市月吉の特産として知られている化石です。

元となったのはビカリヤという巻貝ですが、貝殻が消失したことで内部の螺旋構造のみが残置されるという、謂わば鋳物を製造するようなプロセスで形成されました。
化石化の過程で巻貝の空洞がケイ素質により満たされているため、この螺旋全体がオパールあるいは玉髄で構成されています。

ここで言う「おさがり」は排泄物…すなわち糞のことを指しています。
従って名前の意味は《月の糞》です。

普通おさがりと聞くと「譲りもの」とかそういった意味だと考えてしまうので衝撃でした。

昔の人々はこれを月神が用をたした痕跡と捉えたようで、とぐろ状の物体を雲地に例える風流なセンスには感心せざるを得ません。

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  • Cmigcqxp

    Arato510

    2024/02/04 - 編集済み

    暗闇で光をあてた写真が幻想的で素晴しいですね。
    それにしても月の糞って……センス良すぎ笑

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    • ありがとうございます!
      月光を浴びている様子をイメージして撮影してみました
      昔の人も現代人と変わらないセンスを持っていたのですね
      トグロを見て巻きグソを連想するなんて笑

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