山口晃とは?

山口晃(やまぐち あきら・1969年生まれ)は、東京出身の日本画家、美術家。
日本の伝統的絵画の様式を用いて、大和絵や浮世絵のようなタッチを現代の事象として表現する作風が特徴的。都市鳥瞰図・合戦図などの絵画のみならず立体、漫画、インスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。書籍の挿画・装画、CDジャケットなども手掛けている。また、成田空港の出発ロビーなどにパブリックアートとして作品が設置されている。2012年には平等院にある養林庵書院に襖絵が奉納された。

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尖ったセンスを持つアート・コレクター。作品との向き合い方は「第一印象」重視?

センスのあるなしを、語ることは難しい。数値化して比べることもできなければ、その有無を判定する基準もないからだ。しかし世間には「センスがあるね」と言われる人がたしかにいる。現代アート・コレクターの神田さんもその一人だ。

モデレーターの深野は、とあるギャラリーで神田さんを紹介された時、着ていた服のセンスの良さに驚いたという。国内のギャラリーや海外のアートフェアでも、しばしばその姿をみかけ、顔を合わすうちに、こんな興味を抑えられなくなった。

「誰もが知る有名ブランドに身を包めば、間違いはない。けれど神田さんは洋服を、人の基準や世間の評価では選ばない。神田さんはそのセンスで、どんなアートをコレクションしているのだろう」

実は"神田さん"とは、仮の名前だ。

神田さんは、極めて私的な行為として現代アートを蒐集し、ふだんは東京・神田で「普通に会社員をしている」という。今回は名前と顔写真の掲載を伏せることで、インタビューに応じてくれた。

取材の日も、セルリアンブルーのロングシャツに、ネイビーのパンツ。奇抜なところはないのに、ハッとさせられるセンスと品に溢れた装いで現れた。

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TARO NASU那須太郎は話す「60年代のコンセプチュアル・アートを抜きに、現代美術を本当に理解できるのか疑問なのです」

「IF THE SNAKE もし蛇が」という、心をざわつかせるタイトルを掲げた国際展「岡山芸術交流2019」が2019年9月27日に開幕する。

会期中は、岡山市内の歴史文化施設を会場に、18組の作家によるコンセプチュアル・アート作品をみることができる。「アート=絵画鑑賞」というイメージをもつ方ほど刺激を受ける内容となるはずだ。

その総合ディレクターをつとめるのが現代美術を取り扱うギャラリー「TARO NASU」代表の那須太郎さん。那須さんは1998年に江東区佐賀町の食糧ビルディングでギャラリーをはじめ、2008年に千代田区馬喰町に移転。そして2019年港区六本木に拠点を移し現代美術を紹介している。

興味深いのは、TARO NASUがコンセプチュアル・アートを中心に取り扱っていること。那須さん自身「モノじゃないようなもの」と形容する作品にスポットをあてる理由とは?現代アート・コレクターの棟田さんが話を聞いた。

座談会「これだけは言わせて、日本の現代アート事情」_image

座談会「これだけは言わせて、日本の現代アート事情」

2008年春。活気あるビジネス街丸の内で、次世代を担う7つの若手ギャラリーによる展覧会が開催された。ニュートーキョーコンテンポラリーズと名付けられたそのイベントは好評を博し、同名のアソシエイションとして発足。東京のアートシーンの活性化を目指して活動した。

当時次世代として位置づけられたギャラリーもキャリアを積み重ね、現在はArt BaselやNADA Miamiなどの世界の名だたるアートフェアに出展し存在感を発揮している。1990年代に日本で現代アートの土壌を作ったギャラリストを第一世代とし、彼ら彼女らを第二世代とするならば、さらにその下の第三世代ともいえるギャラリストも出てきている。

今回、ニュートーキョーコンテンポラリーズで活動していた無人島プロダクションの藤城里香さん、青山|目黒の青山秀樹さん、MISAKO & ROSENのローゼン美沙子さん、ローゼン・ジェフリーさんによる座談会を企画。本連載「What is 現代アート!?」モデレーターの深野一朗とともに、日本の現代アート事情ついてざっくばらんにお話してもらった。

万年筆で書きやすいノートとは。代官山 蔦屋書店 佐久間和子さんと「万年筆と紙の相性」を徹底調査!【前編】_image

万年筆で書きやすいノートとは。代官山 蔦屋書店 佐久間和子さんと「万年筆と紙の相性」を徹底調査!【前編】

素敵な万年筆と出会い、家でも仕事場でも肌身離さず様々なシーンで愛用していくと、ふと気づく。いつものノートと今メモしたノートの書き味が違う……。よく見ると文字の太さも色も少し違う。同じ万年筆とインクを使っているのにまさかペン先の不具合かと色々調べた結果、「紙の違い」で文字や色、書き味が変化することが判明!

ならば、万年筆と相性抜群なノートに出会いたい!

ということで今回、万年筆愛用者なら誰もがご存知の万年筆ツウ、代官山 蔦屋書店 文具コンシェルジュ・佐久間和子さんにご協力いただき、「万年筆と紙の相性」について調べてみました。定番ノートから万年筆専用ノートまで全13冊を試し書きしてもらい、書き心地やインクの発色・にじみ、選ぶ時の注意点など、万年筆との相性について2回に分けてお届けします!

前編では聞き馴染みのある王道ブランドをご紹介。佐久間さんはルーペを使って見ていましたが、皆様にご用意いただくのは2本の指だけ。各所で拡大して見てくださいね!
試し書き時間3時間超え(ぶっ通し)の調査結果を発表します。