アンピール様式とは?

19世紀初めのフランスにおけるナポレオン1世の帝政時代を中心にヨーロッパで流行した建築・家具・装飾などの様式。
古代ギリシャ・ローマを範とした、直線的で力強く端正な様式に、帝国の威信を表現する豪華で荘重な装飾を加味した意匠が特徴。装飾のモチーフには、ギリシャ・ローマ風のもののほか、スフィンクスや象形文字などのエジプト風のものも取り入れた。
アンピール(Empire)とはフランス語で「帝政」を意味する言葉のため「帝政様式」と呼ばれたり、英語読みでは「エンパイアスタイル」と呼ばれることもある。
代表的な建築物は、フランス・パリのエトワール凱旋門(Arc de Triomphe)やマドレーヌ寺院(L'église de la Madeleine)など。家具の場合は、古代ローマの家具をベースとしたデザインに、重厚感がある真紅のビロードや金色の装飾が多く用いられている。

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ジュエリーは身につけるだけで、仕事着をオフ仕様にしてくれる。

一時、スーツをより楽しく着るにはどうすればいいか、ということを真剣に考えたことがあった。スーツやジャケットなどの大物が揃ってきて、小物に注目し始めたころだ。

男性でも無理なくつけられるジュエリーがないものかと考えていたところ、スーツのラペルを飾るブローチに行き着いた。大昔は権威の象徴として身につけられていたジュエリーだが、最近はあまりしなくなってきたからだろうか。スーツにもジュエリーをするという習慣があってもいいと思った。

今よく使っているのは、ブリティッシュアンティークとターコイズのブローチ。

ブリティッシュアンティークのブローチはアンティークショップなどで集めている。高価なものではなく、つけてみたい、普段使いできるという視点で選んでいる。

ターコイズはジュエリー職人さんと相談しながら作ってもらった。元々石が好きだったのもあり、集めたものの中から特に気に入ったターコイズを使っている。産地による色味や模様の微妙な違いを楽しめるところが魅力で、コレクター心をくすぐられるのだ。

今回はこの2種類のブローチを紹介していくのだが、どちらも非常に奥が深く、推測のものもあるのでその辺りはご了承願いたい。