野田秀樹とは?

野田秀樹(のだ ひでき・1955年12月20日生まれ)は、長崎出身の劇作家・演出家・役者。
東京大学在学中に「劇団夢の遊眠社」を結成。1992年にロンドンに留学し、翌年「NODA・MAP」を設立。意表をつくストーリー展開、スピード感、ことばあそびのおもしろさなどで若者の圧倒的共感を得る。また、海外の演劇人と積極的に作品を創作するなど、演劇界の旗手として国内外を問わず、精力的な活動を展開している。
2009年より、東京芸術劇場芸術監督に就任。同年、多摩美術大学教授に就任。2011年6月には社会や公共の福祉、文化などに貢献した者を顕彰するため、天皇から対象者に授与される「紫綬褒章」を受章している。

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「IF THE SNAKE もし蛇が」という、心をざわつかせるタイトルを掲げた国際展「岡山芸術交流2019」が2019年9月27日に開幕する。

会期中は、岡山市内の歴史文化施設を会場に、18組の作家によるコンセプチュアル・アート作品をみることができる。「アート=絵画鑑賞」というイメージをもつ方ほど刺激を受ける内容となるはずだ。

その総合ディレクターをつとめるのが現代美術を取り扱うギャラリー「TARO NASU」代表の那須太郎さん。那須さんは1998年に江東区佐賀町の食糧ビルディングでギャラリーをはじめ、2008年に千代田区馬喰町に移転。そして2019年港区六本木に拠点を移し現代美術を紹介している。

興味深いのは、TARO NASUがコンセプチュアル・アートを中心に取り扱っていること。那須さん自身「モノじゃないようなもの」と形容する作品にスポットをあてる理由とは?現代アート・コレクターの棟田さんが話を聞いた。